HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

Entries from 2022-04-01 to 1 month

景色を眺めているだけで充分(Stanley)

一日中雨予報だったのでノリーさんに相談して一日滞在させていただくことになった。ノリーさんは自分もヒッチハイクで旅をしていたこともあり、ぼくのような不規則な旅をする人間のことも理解してくれる人だった。ありがたい。 溜まっている作業に手をつけな…

良き出会いに巡り合うまで諦めない(Inverkeithing→Stanley)

自分は我慢することがすごく得意な方で、おまけに身体もそれなりに丈夫だから黙々3時間くらいは走っていられる。でもそのせいで機嫌はあまり良くないことも多々ある。ご機嫌な状態をキープしたい場合、自分が思っているよりもペースを緩める必要があるのだ…

スコットランドの首都はほどほどに(Broughton→Edinburgh→Inverkeithing)

スコットランドの首都エディンバラをいつものテンションで通りすぎて、さらに北上を続けた。アダム・スミス(筆者は経済学部出身)の出身地でありJ・K・ローリングが居を構えているのだそうだけど人混みと溢れる観光地感を目の当たりにしてささっとトンズラ…

みんな必ず死を迎えるものなのに(Newton Wamphray→Broughton)

合掌とお辞儀(ヨーロッパ人から見たアジアの人の挨拶のイメージとしてこの動作は定着しているように思う)で遠くからこちらに挨拶しているおじさんがいる。あちらから歩み寄ってきた。自己紹介が始まる。あとちょっと移動しようと思っていたけれど、おじさ…

スコットランドで季節がひとつ戻った(Gretna→Newton Wamphray)

スコットランドに入った。 のどかな道を選んでゆっくり進む。でっかい野原に羊がいっぱい。あっちの遠くの野原にも小さな羊。親羊に子羊。風が吹いて空気は少し冷たい。季節がちょっと戻ったかのよう。 スコットランド人は優しいと伺っていたので期待を胸に…

細めの道を選ぼう(Stainton→Gretna)

自転車の後輪の両サイドに垂れ下がっているバッグが破れていたのでその修繕のために裁縫(写真撮り忘れた)。午前中全部使った。使えなくなるほどではないけど早めの対策をしておくことが長持ちに繋がる。 このお宅のお庭のオーナーさんとは昨晩からずっと何…

四時間半の捜索(Hale→Stainton)

マイケルさんとヴィクトリアさんのおかげで人と出会うことにものすごく良いイメージを持てた。この日もレイクディストリクト(湖畔地域)で良い出会い探し。 がこれがなかなか良い場所が見つからない。湖周りはキャンプ禁止、周辺に住む人も旅人を受け入れる…

これはまるで絵本の世界(Preston→Hale)

昨晩泊まらせていただいたお宅の旦那さんティムさんと奥さんサンドラさん。 朝食を準備してくれて、お昼ご飯まで持たせて下さった。ティムさんは自転車の整備をしてくれて、出発前に親戚の方のお宅も紹介してくれた。進行方向とは逆の場所にあるけど、ご縁が…

警報音が鳴り響く(Swinton→Preston)

夜中の2時ごろ。ピザ屋の裏手には耳をつんぐさくような警報音が鳴り響いた。甲高く、重い音。耳の中が切られてしまいそうな音だ。 こんな場所で寝泊まりするぼくに反応しているのだろうか。止め方はもちろん分からない。誰か人が来るのかと思ったら誰も来な…

より自分の旅をする(Congleton→Swinton)

今日もなだらかな1日なので現在の旅の基本的な作戦をまとめる。 ・大まかな目的地はグレートブリテン島の最北端。ただ自転車で走った距離が長いと見ている人も楽しいだろうから。という理由。 ・他に行きたい所などはインターネットなどを調べてみても特に…

黙々進む(Willenhall→Congleton)

淡々とした日。昨晩教えてもらった敷地は老人ホームの敷地だったようで、朝7時くらいに清掃に来た職員さんから注意され、素早く撤収した。地味にこんなことは初体験だ。油断しないようにしよう。 ゆっくり北上して行って夕方、市街地で聴き込みを開始。なか…

コンクリートバーベキュー(Southam→Birmingham→Willenhall)

昨日体験した我が旅のターニングポイントの熱も冷めやらぬところだけれど、お世話になったレベッカさんの元を旅立った。「ここをあなたの家だと思っていつでもいらっしゃいね」という、追加の嬉しい言葉と共に見送ってくれた。 バーミンガムという大きな都市…

これがぼくの旅(Southam)

昨日撮影・編集した写真を見やすいようにフルスクリーンでパソコンに映し出した。実際に渡すのはもっと多いけれど、こうやって見るときに楽しめるよう100枚くらいに絞った。 レベッカさんはゆっくり一枚一枚ゆっくり眺めてスライドショーを進めていった。あ…

イギリスの一家団欒イースター(Southam)

なるほどイースターはこうして家族で集まる機会なのだな。宝探しやちょっとした運動会で遊んだり。 大人数でワイワイ楽しむ機会に居合わせたら我がカメラが黙っていない。存分に楽しませていただいた。 終わった後にレベッカさんから「写真が楽しみ」と言わ…

信頼(Southam)

昨日出会ったレベッカさん宅で1日滞在。作業を進めようと思っていたのだけど、ここでしか出会えないものを見たい。だから何かと周りを見て回ったり、レベッカさんからのお誘いに二つ返事で乗ってお出かけした。結局作業は進まない。誰かの家に泊まれれば作…

出会って一瞬で歓迎していただく(Kidlington→Southam)

今日はこの旅始まって以来「最速の歓迎」をしていただいた。 広い畑がただ広がってその間を伸びる道で日が暮れた。目についたお宅の人にいつものように泊まる場所の相談をする。その人から「この土地の持ち主のところに行くと良い」と紹介され、メインロード…

オックスフォードを軽く通り過ぎる(Pishill→Oxford→Kidlington)

オックスフォードに到着。あのオックスフォード大学のオックスフォード。まともな旅行者であれば間違いなくじっくり見学するはずのところ。 が、そこはやっぱり寛久。大学の建物の外観をサラーっと見学し「人が多いなあ」と耐えられなくなり、さっさと出発し…

ビール瓶を投げつけられ、チキンをいただく(Wimbledon→Pishill)

ロンドンで計4泊5日、安心できるお宅に滞在させていただいた。朝食に白米と納豆をいただき、ロンドンを旅立つ。滞在中、イギリスについてのたくさんのことを日本との違いという視点も交えて、細かいところまでたくさん教えていただき、出発前にもたくさん…

速くなろうとしないのがいちばん速い(London)

1日中ゆっくりと作業をさせていただいた。コーヒーや食事もいただきながらゆっくりと家で過ごせるだなんて、なんとありがたいことか。旅の進捗としては静かな1日。 何かの流れで、お宅のお子さんとお庭でバドミントンが始まった。インドアな見た目の彼だっ…

日本人の旅人同士で集う(London)

ちょうどロンドンに来ていた自転車旅人、ヒーローズあさひ君(アルバニアで初めて出会い、モンテネグロで二回目、今回は三回目の邂逅)から飲み会に誘われた。ロンドンに居る日本人の旅人を呼び集めたという。 集まったのは四人。ヒッチハイクで世界二周目の…

久々に作業日(Wimbledon, London)

昨晩からお世話になっている日本人の方のお宅で一日ブログの更新作業をさせていただいた。 フランスの途中から毎日人の家に泊まらせてもらうようになり、作業はインターネットと電気をいただいて作業をする。カフェに行ってコーヒーを注文したりしないように…

美味しい日本食に感動を通り越して爆笑する(Stratford→Wimbledon, London)

マンジューの家でゆっくり寛ぎ午後に出発。 ロンドンの中心部を通り過ぎる。さすがロンドン。メチャクチャ混んでる。東京を彷彿とさせるけれど、一番大きな違いは世界中の人が集まって暮らしている感じ。改めて英語って便利だなあと思う。自転車を漕いでいる…

トルコで出会った友達にお世話になる(Dartford→London Stratford)

ロンドンに着いたら会おうと思っている人がいた。一昨年から昨年にかけて、トルコで年越しを共に過ごした、バングラデシュ人のマンジュー。 この日は彼と連絡を取り合い、彼の住むアパートに到着。 美味しいパスタとピザとお酒を振る舞っていただき、自転車…

ケバブおかわり(Key Street→Dartford)

お父さんのトレヴァーさんから朝にトーストとミルクティーをいただいた。トレヴァーさんはかなり痛んでいた自転車の前かごを見て直してくれた。鉄板部分にドリルで穴を開けて補強。 出発前にサンドウィッチとチーズ、お手製のウイスキーをもらった。ハムとチ…

ワゴン車泊で雨凌ぐ(Hillborough→Key Street)

フランスの途中から毎日のように泊めてくれる人を探すようになった。そしてほぼ毎日誰かしら泊めてくれる人と巡り会えたし、その出会いを喜んでくれる(とぼくから見える)人もたくさん存在するのだということが実感できた。それをここイギリスでもそのまま…

イギリスの空気(Tilmanstone→Sandwich→Hillborough)

イギリスに来た目的は第一にシェンゲン圏への無査証滞在期間を回復させたかったから。 もともとぼくはモロッコからアフリカ大陸へと入りたかった。その気持ちは今年の初めからずっと変わらない。 が、モロッコへの入国のためには現状、新型コロナウィルスの…

Welcome to United Kingdom(Estrée-Cauchy→Tilmanstone)

港のあるカレーまで100km弱、車で送ってもらった。この日は結構な強い雨。車で送ってもらうのは正解だった。基本的に自分の足での移動がこの旅の中心だけど、そこに固執もしていないでいるとこうしていいタイミングで助けていただけたりする。ありがとうござ…

出会いを喜べる人に会いにいきたい(Raillencourt-Sainte-Olle→Estrée-Cauchy)

快晴の空の下自転車を走らせる。イギリスが近くなってきた。 この日はまた村の中心地から離れていき、家の前で庭の手入れや車の洗浄をしているご夫婦に声をかけ、テントを張らせてもらえないか交渉した。とても親切に受け入れてくれて、庭を最初に紹介しても…

目に見えない財産(Bellicourt→Raillencourt-Sainte-Olle)

2泊させていただいたご家族の元を旅立った。あたたかく迎えていただいてとても印象に残るひとときだった。写真もたくさん撮って画像データを送った。この時にこうやって写真を撮りたくなるような出会いを重ねていきたいと思った。 少し進んだ町でまた出会い…

ザ・休日(Bellicourt)

4月の最初の日、雪が降った。エイプリルフールみたいな天気だ。家族のみんなに相談し、もう一泊させていただけることになった。一日家に滞在して作業をするつもりだったけど、結局は家族の様子の写真を撮り続け、すぐに渡すための編集で1日が過ぎた。夜はボ…