HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

Entries from 2022-03-01 to 1 month

窓の外から手を振って(Charmes→Bellicourt)

また一つ、大きな町を通りすぎて、今日は小さめの村で日が暮れる。この日も出会いを喜べる人に助けてもらうために10人くらいに声をかける。「テントを張れる場所を知りませんか」というちょっと遠回しの表現で質問。キャンプ場を紹介されたり公園を紹介され…

ケバブ屋さんに助けてもらう(Roucy→Charmes)

雨のたくさん降る夜が明け、今日もゆっくり移動。都市圏で泊まれそうな場所を探す。町中にケバブ屋さんがあって、そこの店主の方に相談すると快く受け入れてくれて、ご馳走までいただき、とてもありがたかった。 ・・・ 昨晩野宿場所まで案内してくれたおじ…

大聖堂(Cheppes-la-Prairie→Roucy)

主に道中で見かけたフランスらしい建物の写真。建物が一番ヨーロッパらしさを伝えられると思うので、そういう写真を撮ることが多くなる。 今日はその中でもReims(「アガームス」と言っているように聞こえる)とう都市の大聖堂がとても立派に思えたのでたく…

いずれ何も持たずにこの世を去るのだから(Brienne-le-Château→Cheppes-la-Prairie)

財布が無くなって、物は無くなるんだという感覚がいっそうリアルになった。財布を買ってくれたあの世の友はそんなこと全然気にせずただ楽しめと思っていそうなタイプの人だ。それでもずっと持っていたかったけど、これは物への執着心をより無くしていこうと…

財布とお別れ(Brienne-le-Château)

無くした財布を一日中探したけれど見つからなかった。昨日泊まらせてくれたご家族の男性陣みんなが一緒に探してくれても、警察にもう一度を足を運んでみても、一度諦めて出発しようとしてやっぱりどうしても気になって同じ場所を探しても、それでも見つから…

おやすみのキス(Courdemang→Brienne-le-Château)

キャンプサイトを出発する時に財布を失くしていることに気がついた。 財布の中身は現金50ユーロとソニーのデビットカード、日本の運転免許証。デビットカードは予備があるし、運転免許証は日本に行った時に再発行すればいいだけ。それでも現金50ユーロはなか…

コロンバージュ(Ville-sous-la-Ferté→Courdemanges)

一日走り続けた。広い農地の間を伸びる道を走り続けた。途中で小さな町も通った。 昨晩あまり寝付けなくて眠気がすごい、適当な空き地を見つけて久々に1時間くらい昼寝をした。 夕方ごろに寝場所を探し始めてすぐ話しかけて来たおじさんのご厚意で彼の経営す…

お世話になりたい(Moloy→Ville-sous-la-Ferté)

この日、歩いている時にふと「ああ、ただずっと気持ちよくていいんだ」と腑に落ちた。いや言葉にすれば以前からずっと言っていることだし、「以前からずっと言っている」ってのもずっと言っている気がする。 ただ、言葉にしたところで結局自分なんてものは底…

村のご夫婦のお宅へ(Longvic→Dijon→Moloy)

Wi-Fiだけもらうためにケバブ屋さんに頼んで動画をアップロードしていると、ケバブに飲み物をご馳走していただいた。モロッコご出身の方だそうだ。今日もまた、助けていただいています。 マスタードで有名なディジョンに来た。さすが街並みはもう本格的にフ…

ブルゴーニュの葡萄畑(Beaune→Longvic)

ワインの里、ボジョレーの次はブルゴーニュ。さすが、道の両側に広がる葡萄畑は壮観だった。夕方まで走ってマックで作業して公園らしきスペースで野宿した。 マクドナルドで今日も作業に取り掛かる。サービスでいただいたお菓子。 よなよな発見した公園らし…

快晴走行(Sancé→Beaune)

快晴。ソーヌ川沿いをずっと気持ちよく走って100km近く進んだ。ボーヌの公園で野宿。 ソーヌ川沿い北上を続ける。走りやすくて気持ちの良い日。ただただ集中して走る。 ボーヌ到着。 あの特徴的な屋根の建物が有名らしいのだけどそんなことお構いなく、寝場…

施す時は自然とやってくる(Montmerle-sur-Saône→Beaujolais→Sancé)

とある配信を見るために朝はまたWi-Fiのためにカフェへ。 またコーヒーをご馳走になる ヨーロッパなら大体どのカフェもペット入店OKだ。 カフェの裏手に子供のアートワークショップスペースらしきものが こりゃ大人も子供も喜んじゃうだろうね カフェのオー…

ソーヌ川北上(Villeurbanne→Montmerle-sur-Saône)

ずいぶん起きるのが遅かった。光に当たる新芽の色が綺麗な季節。 昨日収集したワイルドガーリックを使って調理。米もパスタも野菜もごちゃ混ぜのヒロ専用飯。 バルサミコクリームをかけるのだけどそれがなくても美味しい こんなんでも必要水準は満足できてし…

リヨン(Saint-Quentin-Fallavier→Lyon→Villeurbanne)

曇り空で寒い日だった。引き続き、目標であるビザ期限内のイギリス入国に向けて進み続ける。フランスの中でも2番目の都市規模のリヨンをちょっと観光。都市は気をつけることが多すぎるし、野宿もしにくいし、どうしても腰が重たいのだけど、まあやっぱりメ…

田舎道を進む(Voiron→Saint-Quentin-Fallavier)

アイリスは反則級にかわいい。 学校に向けて出発する親子と一緒に家を出る。ありがとうございました ・・・ また田舎道を選んで進んでいった。 「HEROS」って、エロースのことかな? こじんまりとした村の雰囲気がよくてよく写真を撮るんだけれどなかなかう…

もっときままに(Grenoble→Voiron)

昨日の感じから、もっともっと思い通りに旅ができそうなイメージが湧いてきた。旅の行き先も、生きるのに必要な物資の確保も、発信していくことも、今選択する行動の一つ一つが全て、もっともっと自分の気の向くままでいける。 疲れたくないから自分の力で歩…

融けていく(La Mure→Grenoble)

誰に聴いたわけでもなく広い公園にテントを張った。 カメラも何も持たずに広い景色の公園の芝生に立つ。息を足の裏から吸い込む。頭頂部から息を吐き出す。 立っている時は地面に向かって重さが働いているから、物理の授業で習ったような力のベクトルで示す…

アルプスのある景色(Saint-Bonnet-en-Champsaur→La Mure)

今日も進み続ける。Auvergne-Rhône-Alpes地方というこの場所はスイスがすぐ東にあって立派な雪山がどーんとたくさん見える。それらを遠景に見ながらアップダウンを進んで行った。ただ走るだけでなにも特別なことはしてないのだけど、景色がとにかくすごい。…

雪と雨の日、人頼り(Gap→Saint-Bonnet-en-Champsaur)

午後からずっと雪と雨。なかなかハードだったけど、いろいろな人の親切を借りてゆっくり作業して過ごせた1日だった。 ・ 朝、テントの支度をしていたら老夫婦に話しかけられた。英語だ。自己紹介をすると何か食べていくかとご自宅にお誘いいただいたので、甘…

穏やか(Jausiers→Gap)

今回のシェンゲン圏滞在期間の終了は4月10日なのであと30日弱。それまでにイギリスに入国する。フェリーの出ているカレーまで距離にしておよそ1000km。一日50kmのペース(のんびりのペースでも5時間で終わる軽い運動程度の強度)で進んでも20日で消化できる…

手が痛くなるほど凍えながらフランス入国(ヴィナーディオVinadio→ジュシウJausiers)

予定している国境地点は2000m近い標高。 実際この時期とても寒く、天気は不安定だそうだ。 この日も午後から大雨の予報だった。 なので、眠いけれど早起きして雨降らぬ午前中にさっさと山を越えてしまうつもりで走り出した。 が、依然として戻らない体力+登…

ひとり(ボーヴェスBoves→ヴィナーディオVinadio)

昼頃に出発。シモーネとアレッサンドラとハグして別れた。子供たちが大きくなったら自分も旅をしたいというシモーネと「18年後くらいに(子供達が自立するので)一緒に旅しよう」と約束した。 出発前にアドバイスしてもらった自転車道をゆっくり走っていった…

手作りピッツァ(ボーヴェスBoves)

シモーネ、アレッサンドラ、ピエトロ、アデーレの四人で暮らすお宅での滞在三日目。もう明日には出発だ。ものすごく一瞬に感じる。 昨日と同じく、日中は一人で集中する時間があったけれどやっぱり何もしない時間の方が多かったし、ちょいちょい身の回りで起…

時間できても仕事しない(ボーヴェスBoves)

シモーネ、アレッサンドラ、ピエトロ、アデーレの四人で暮らすお宅での滞在二日目。 日中は仕事で出かけるシモーネ。試験勉強や子守りをするアレッサンドラ。一人でゆっくり作業ができる時間があるけれど、ガツガツPCに向かわず、ただ座ってじっとして、動き…

心地よい家族団欒(ヴィコフォルテVicoforte→ボーヴェスBoves)

マルコとルチアが以前住んでいた町、ボーヴェスに到着した。ここには彼らの家族同然の付き合いの友達が住んでいる。マルコたちが繋いでくれたおかげで、彼らの家に泊まらせていただけることになった。 ぼくと年齢の近い夫婦、そして小さな子供が二人の4人家…

ピエモンテ州に入る(カディボーナ Cadibona→ヴィコフォルテVicoforte)

リグリア州からピエモンテ州に入った。ここを西に向かって通り過ぎればもうフランス。 登り坂が続いて、ゆっくり進んで、途中、古めかしい建物が真ん中に立っている村の横をいくつか通り過ぎた。 立ち寄ったレストランの女将さんがとてもオープンマインドな…

海離れて山登る(ネルヴィ Nervi→ジェノヴァ Gienova→カディボーナ Cadibona)

ジェノヴァの高速道路みたいな交通量の多い高道を渋滞気味の車にたくさん追い越されながらビクビクしながら進んだ。ものすごく忙しい印象。ピューっと通り過ぎた。 海を離れて今度は山に入る。ピエモンテ州の目前まで来た。 村で夕方になる。通りがかりに立…

車の音と波の音の間で眠る(リーヴァ・トリゴーソ Riva Trigoso→ネルヴィ Nervi)

まだまだ続く海岸沿いのアップ&ダウンを登りは徒歩で、降りはブレーキを握り締めゆっくり進んだ。 海沿いの景色は色とりどりの建物と濃いブルーの地中海とゴツゴツした岩がドラマチックに組み合わさっていてただ道路を走っているだけで大変立派な観光になる…

小さなバーでたくさんご馳走になる(ヴァッレ・サンタ Valle Santa→リーヴァ・トリゴーソ Riva Trigoso)

リグーリア州の海岸はアップダウンがずっと続いていく。 昨日みたいに登り坂を歩いて、下り坂を事故が起こらないようブレーキを握り締めながらゆっくりゆっくり進んだ。 今日は早めにストップしてWi-Fiと電源と席をいただけるカフェを見つけ、ずっと座ってい…

絶景見んのも楽じゃねえ(ラ・スペツィアLa Spezia→チンクエテッレCinque Terre→ヴァッレ・サンタValle Santa)

進路の途中にあるチンクエテッレという場所が絶景だからと勧められたのだけどこれがまあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜大変だった。あんなにアップダウンの激しい道なんてそうそうない。1ヶ月ぶりに走り始めて体力も落ちているせいかだんだん先々のもっと険しくな…