また一つ、大きな町を通りすぎて、今日は小さめの村で日が暮れる。この日も出会いを喜べる人に助けてもらうために10人くらいに声をかける。「テントを張れる場所を知りませんか」というちょっと遠回しの表現で質問。キャンプ場を紹介されたり公園を紹介されたり、窓から家の中を伺って手を振って話をしようとするが「どっか行け」と言う感じで突っぱねられることもあった。
窓から女の子の顔が見えたので声をかけた。お母さんと娘さんの二人が在宅のようだった。寝場所を相談すると、家の庭にテントを張らせてもらえることになった。
家の中に招いてもらい、コーヒーを飲んで、話をしているうちに、パートナーだという男性も帰ってきた。一緒に深夜まで飲んで、最後は空き部屋のベッドを使わせていただけることになった。
男性は「この村の人は他所者を恐れる。もっとオープンマインドで良いのにね」と言ってくれるくらいフレンドリーな人だった。人に声をかけ続けているときは結構大変だけど、たった一人でもこんな人と出会えるとそれは忘れられない思い出になる。時間と労力をかけて良かったなあと思う。
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朝はちょっと変わったお酒やケバブをご馳走になった。
お助けしてくれたオーナーの方。ありがとうございました。
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今日も進んでいく。
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この日出会ったご家族の家にて。
娘さん
美味しいビール
乗馬が趣味だという娘さんに乗馬のどんなところが好きかを尋ねた。
タコライスのようなものを夕食にいただきました。
フランス語ではよく食べる人のことをこんな風に言うそうだ。
お母さんが残していた置き手紙