進路の途中にあるチンクエテッレという場所が絶景だからと勧められたのだけどこれがまあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜大変だった。あんなにアップダウンの激しい道なんてそうそうない。1ヶ月ぶりに走り始めて体力も落ちているせいかだんだん先々のもっと険しくなるであろう旅のいろいろな場面を想像して「帰りてえ」と思ったりもした。
その上完全に良い眺めの見えるところに行くには海近くまで超・急な坂道を降りて行ってまた登らなければならない。総重量40kgの我が家を転がしながらそれは大変に厳しい。おそらくこれは車で旅行する人向けだろうな。元来絶景に対する情熱がいまひとつのぼくはこの地形を目の当たりにして一人でそう結論づけました。崖上のメインロードから眺めるだけ。本当さ、いつもSNSなんかで漫然と絶景写真なんか眺めているけれど、ああいうのは本当に写ってないところでものすごい努力してるんだよな。こうして実体験するとしみじみしちゃうよ。
海辺のコンパクトな町に辿り着き、グリーンパスのことは尋ねないオープンマインドな良い店主さんのバーで写真編集の作業をして、教えてもらったちょっと人目から隠れられる小さな海岸にテントを張った。なかなか絵になる場所にテントを張ったんじゃないかと思う。
ラ・スペツィア全景。
チンクエテッレ・写真右上の道路がメインロード。つまりそういう高低差。
こういうカラフルな小さな町の景色が見どころ
辛い道の束の間。「こんな世界に行きたい」と思った瞬間。
純粋なサイクリスト達にとっては良い運動になる走路である。
ヴァッレ・サンタ
バーにて
町外れのなかなか古めかしいトンネルを抜けて寝場所のある浜辺へ
波の音が近くて良かった