シモーネ、アレッサンドラ、ピエトロ、アデーレの四人で暮らすお宅での滞在二日目。
日中は仕事で出かけるシモーネ。試験勉強や子守りをするアレッサンドラ。一人でゆっくり作業ができる時間があるけれど、ガツガツPCに向かわず、ただ座ってじっとして、動きたくなった時だけ手を動かして、結局実働は1時間半くらいだったか(短い)。
今までは時間があればとにかくパソコンに向かっていた。道中でも作業する時間を決めてバーにどんどん入っていったし、人の家に滞在している時も。5、6時間は座っていたかなと(そのくせ手は動いていない)。
けれどもうそれは辞めようと思う。旅をして内外自他から見聞する「得る」時間。写真でも動画でも文章でも誰かに発信する「出す」時間。この二つのバランスは旅を始めた時からずっと考えてきたし、これからも考えていくことになるのだと思うけど、今、自分は何よりも「得る」の方を楽しんでいたいと思う。というか本来、それらは別に分けて考えるほどのことではなくて、ただ「得る」を意図しているだけで「出す」が発生するんだろうな、と思う。仕事はやろうとするもんじゃなく、気がついたらやっているものだと。
だから今は、目の前に関われる相手(人でも物でも目に見えぬ何かでも)がいるのならそちらを優先したい。家の中の物や家族のやりとりを眺めたり、話せることがあればどんどん話し、聴きたいことがあればどんどん聴く。
そうやって見聞きしたことは鮮明に覚えておけるものもあるし、すぐに忘れてしまうものもある。けど忘れてしまうから悪いのではない。それで十分。忘れたように思われても心身魂のどこかしらに刻まれている。そういうものなのだと思う。ただその空気に身を浸していることに大変な素晴らしさを感じる。
この実感はマルコとルチアの家で1ヶ月間引きこもって非生産的な時間を持って自分のペースを取り戻したが故の変化だと思う。
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大きな輪っかを下から順番に入れていくおもちゃ。だけどこうやって自在な形にして遊びたくなるよね。正解は己で創れ。
お肉のフライを昼食に作ってくれた!
この地域のパンだそうです
笑いかけるとよく笑ってくれるので余計に笑いかけたくなりますね
アイスもいただきます😊
シモーネ帰宅。この鉄器の急須は中国か日本か、自分の知識が曖昧だけどとりあえず緑茶をジャパニーズスタイルで飲もうと盛り上がる。
団欒
夕飯にカルボナーラを作ってくれた😊
この麺の太さ、もちもちさ、もうお腹いっぱいで最高でした!