キャンプサイトを出発する時に財布を失くしていることに気がついた。
財布の中身は現金50ユーロとソニーのデビットカード、日本の運転免許証。デビットカードは予備があるし、運転免許証は日本に行った時に再発行すればいいだけ。それでも現金50ユーロはなかなか大きいし、財布そのものがぼくのこのアドベンチャーライフのきっかけとなった友達からのプレゼントなので、失ってしまうのはやっぱり痛い。
荷物を全てひっくり返して確認しても見つからなかった。
昨日、昼寝をする前にスーパーでバゲットを買った時に財布を手に持ったことまでは覚えているので、スーパーと昼寝をした場所を捜索するため、40kmの道のりを戻った。
が、それぞれ探したけれども見つからなかった。スーパーで店員に遺失物を尋ねても届いていないと言われ、昼寝をした空き地を這いつくばって探しても見つからず、地元の警察に行っても成果はなし。
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もう暗くなってしまったのでとりあえず今日のところは宿探し。疲れたので誰かのお宅に泊まりたい。近くの民家の庭にいる男性に声をかけた。男性はフレンドリーな人だそのお庭にテントを張らせていただけることになった。
さらには夕食に招いていただき、大変豪華なディナーを丁寧に紹介してもらいながらご馳走になった。これがもう本当に嬉しかった。財布を無くしたこと痛かったけど、このひとときで忘れられるくらい幸せだった。ご家族6人と一緒にテーブルを囲み結局自分がいちばん食べた。
この日、印象に残ったのは少年たちのおやすみのキスだった。就寝前に家族みんなのほっぺたにキス。それが通過儀礼、親が子供に当たり前のように教えるマナー。ぼくにもキスでご挨拶してくれた。
フランスだけなのか、イタリアや他の国のどのくらいがそうなのかわからないけれど、とりあえず一定数以上がこれを当然の習慣として学んでいくんだなぁとしみじみ実感した。人と人の接触が日本と比べ格段に多くて気軽なこの国の気質の土台を垣間見たような気がした、
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キャンプサイトを見学。広い、ファーマー的生活の一端を見せてもらった
朝食をご馳走になった🙏
手作りのベリージャム
最初にここに招いてくれたおじさま、ありがとうございました!
道中は急いで走った記憶しかない。
Wi-Fiゲットのため立ち寄ったカフェのサーバー
この日お世話になることになったお宅
まずは飲んでつまんで
ピンクのがシードル、黒いのはすごく良いビールだそうです
今日の夕飯はオイスター
牛肉のバーベキュー
たまらないです
赤ワインと一緒に
フランス料理って有名だけど家庭で食べるものはわりとシンプルな印象があります。今日のはすごいけど。
いろんなチーズ食べさせていただきました
チョコアイスも