HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

出会って一瞬で歓迎していただく(Kidlington→Southam)

今日はこの旅始まって以来「最速の歓迎」をしていただいた。

広い畑がただ広がってその間を伸びる道で日が暮れた。目についたお宅の人にいつものように泊まる場所の相談をする。その人から「この土地の持ち主のところに行くと良い」と紹介され、メインロードから外れて進み、整ったお庭の大きな家にたどり着いた。

庭で作業をしていた女性に相談を持ちかけた。

ほんの一瞬、第一声、まるで日常会話のごとき自然さで

「良いわよ」

そして

「今日は家族でバーベキューをするから良かったらご一緒に」とまで誘ってくれた。

あまりにも一瞬のお返事に喜ぶ前にびっくりしてしまった。

レベッカさんは家の周辺を案内してくれて、このあたりで見られる鳥や野生動物のこと、自分もインドやチベットで一人旅をしていたことを話して聞かせてくれた。

彼女の立ち振る舞いを見ているとすごくわかるのだけど、とても繊細で優しい、独り身で異国を旅するこちらの不安を溶かすために絶えず微笑みかけてくれる。「ああ、わかります、そのお心遣い」

そこにただ助けてくれた人に感じるありがたみと共に親近感を覚えた。

レベッカさんはぼくの身を気遣ってくれて、数日間滞在しても大丈夫と言ってくれた。作業をしたいのもあるけれどそれ以上に何か強いご縁を感じ、そこにワクワクして連泊をお願いした。

 

・・・

朝に自炊したもの。お餞別のインスタントラーメンとご飯を一緒に煮込む、という手間を省くことのみに重点を置いた。正直載せなくても良いと思ってはいる。

快晴だ。

この駅の反対側のホームに渡らなければならなくなった。階段しか移る方法がなく、汗を垂らして悪戦苦闘しているとランニング中のおじさまが助けてくださった。

何か欲しいものはある?と問われ、遠慮なく「何か食べるものを」と答えるとフルーツやジュースにゼリー飲料を持ってきてくださった。何気ないご縁だったがとてもありがたい。

道中

英語はある程度理解できる分、至る所で目にする本場の表現法にハッとさせられることが多い。こんな標識でも「KILL YOUR SPEED(スピードを殺せ)」なんて強めな言葉を使ったりするもんなのか。

農地の広がる景色。

・・・

この日辿り着いたお宅。

テントはこんな感じに張らせていただいた。

大きな池まで持っていらっしゃる。

ここでバーベキュー

日暮れ前に近所を車に乗って案内していただいた。この農地も全部この家の方の土地。

ちょっと大きな湖。観光地でもないけれど、夏はここで泳いで楽しむそう。

この日、受け入れてくださったレベッカさん。ご自身も昔インドやチベットを旅されたことがありチベット人の旦那さんと結婚され、お子さんも二人授かったそうです。

畑の中のキジ

レベッカさんの娘さん、料理がとても得意なターラとそのボーイフレンド、ブラッドが夕食の準備をしてくれていた。

ハンバーガー、疲れた体で、こんな場所でじっくり焼いてゆっくり食べる、もう言うまでもなく最高だね。

レベッカさんの方から気遣ってくださり、数日間泊まらせていただけることになった。