昨日出会ったレベッカさん宅で1日滞在。作業を進めようと思っていたのだけど、ここでしか出会えないものを見たい。だから何かと周りを見て回ったり、レベッカさんからのお誘いに二つ返事で乗ってお出かけした。結局作業は進まない。誰かの家に泊まれれば作業するチャンスはできる。が、そこでしか見られないものが自分の旅にはもっとも貴重であるのでそれを見るのに時間を使いたい。この明るいジレンマをなんとか掻い潜ってやりたいことは全て遂行させたい。
まあそのことはともかく
ふとしたときにレベッカさんと「信頼」について話をした。「あなたは昨日突然やってきて、助けを求めたけれど、それは人への信頼がないとできないことだわ」と言っていただいた。ぼくはその一言だけで「この人はぼくの関心のあることがすごくよく分かってくれる人だろう」と思ってとても嬉しくなった。
レベッカさんもまた、たった一言滞在をお願いしただけで無条件に歓迎してくれた、信頼をベースに生きている人だと感じる。これは不注意とか不用心とかそういう軽薄な類のものとは全く異質であると断っておきたい。
レベッカさんの現在のボーイフレンドや二人の子供、それぞれのボーイフレンドにガールフレンド、レベッカさんの畑で雇われ作業をしている気のいいファーマーに91歳現役のレジェンドファーマーさん。長い保善作業を経てこの日一般向けにオープンした都市近くの自然保護区。その保善作業に尽力したレベッカさんのご友人。レベッカさんの周りに広がる世界を覗かせていただき、のどかな空気の中で写真をたくさん撮った。
レベッカさんに「明日はイースターだから、よかったら見ていくと良いわ」とお誘いいただいた。そう。今はイースター。キリスト教圏ではこの期間、1週間くらいのお休みになり家族で集まってお祝いするもの。大学生で、イングランド南部にてそれぞれ一人暮らし中の子供たちは帰省のために帰ってきているのでした。
日本にいたころはイースターってミッション系の高校に在学していたころに名前だけ知っていたくらいだったので何も意識していなかった。明日はその名前だけ知っていたイースターが本当にどんなものなのか見せていただける。ふたつ返事でお誘いに乗った。
明日のお祝いに向けて和やかに準備する若人たち。
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お宅の様子
鶏。近くを歩いていると蹴りを入れられる。レベッカさん曰く血気盛んなキックボクサーらしい。
室内にはひよこ
朝食を用意していただく
塩と胡椒の入れ物
鶏の種類も色々
こちらの一羽はかなり身体が大きく、またキックボクサーらしい。何もされなかったけれど恐る恐るカメラを向けた。
自然保護区へ向かう道中
開園式。右の方がレベッカさんの友人の園長さん。左の男性はイギリスのテレビ番組の司会者として有名らしい。
園の中を散歩
イースターが近いのでちょっとしたイベントをやっていた。
遺跡もあった
おやつにイギリスの国民食の一つ、ポークパイをいただいた。ひき肉が入っているのだけどコロッケみたいな印象ですごく気に入った。
今日の食事と明日の食事の準備にかかる若人たち。
お昼ご飯。嬉しい。
農場の見学。この後トラクターの助手席に乗せてもらった。
この方が91歳のファーマーさん。色々撮らせていただいてしまった。
愛犬
うさぎが時々キックボクシングをするらしい。キックボクシングする動物多いな。
夕食どき、みんな集まる。
綺麗なお庭でテーブルを囲みました。