HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

より自分の旅をする(Congleton→Swinton)

今日もなだらかな1日なので現在の旅の基本的な作戦をまとめる。

・大まかな目的地はグレートブリテン島の最北端。ただ自転車で走った距離が長いと見ている人も楽しいだろうから。という理由。

・他に行きたい所などはインターネットなどを調べてみても特にない(もはやネット上で観光地として紹介されてしまうようなところの写真や動画を見ても気分が上がったりせず、むしろ商業化された様子が目につき退屈を感じてすぐに立ち去ってしまう予感しかせず、それよりも先日のターニングポイント以来、あのような出会いがあるところはどこか、というアンテナの張り方にブーストがかかっている)のでその時その時の出会いに任せる。

・お金を使って解決しなければならないと思われるところは全てご縁で解決できないかというところにトライする。眠る場所はどこか良い場所を教えてもらえないか、食べ物はご馳走してもらえないだろうか、作業は誰かの家でゆっくりステイさせてもらいながらできないだろうか(Wi-Fi、電源)、洗い物系もその時にできないか。

・そうやって助けを求めた先に良い出会いがあることをイメージする。

大まかに、そんな前提の下旅を進めます。すごいことがある日も全然何もない日もある。何をどの程度の濃さで体験するのか完全にランダム。いや、こうやって書くと旅ってそういうものだよな、と、ちょっと不思議に思う。

・・・

マンチェスターを通り過ぎた。「サッカーのチームだよね」くらいの知識しかない。レベッカの息子さん「すごくクールな街だよ」と言っていたけれど何がどうクールなのか知る努力もせずに退散。

町くらいの規模の場所で寝場所を探す。旅人に親切だという偏見からアラブ系の人が経営しているピザ屋さんをアテにして一軒目ではピザをご馳走になり、二軒目のお店では店の裏手でテントを張らせてもらえることになり、閉店までの間ゆっくりと作業をさせていただいた。

まあ見た目には夢がない寝場所だけど許可された場所であるため安全。そしてこんな場所でも個室を作れる柔軟性がテントの良いところ、そしてこんなとこでも気が滅入らない自分の鈍感さが役に立つ。何が起こるかわからない旅に適応していっている感への満足感は観光地の魅力を上回っている。

・・・

インスタントコーヒーは日本と同じようによく飲まれ、安いものも販売されているのでロンドンでマンジューからもらったボトルで作ってみた。もらった時は使い道がわからなかったけれどこれができるのは嬉しい。どんなコーヒーも大体美味しく飲める自分としては。

マンチェスター

いただいたピザ。

優しいイランの兄ちゃんたちでした。

結局テントを張った二軒目のピザ屋の裏手