自分は我慢することがすごく得意な方で、おまけに身体もそれなりに丈夫だから黙々3時間くらいは走っていられる。でもそのせいで機嫌はあまり良くないことも多々ある。ご機嫌な状態をキープしたい場合、自分が思っているよりもペースを緩める必要があるのだろう。改めて、自分のペースを軸に進んでみる。1時間半くらい歩いて休憩。ただ座って息を吸って吐く。
寝場所探しは難航。何件かゴージャスそうなお宅にもトライしたが住人さんとは全然仲良くはなれなかった。久々に失敗かと思われた。たくさんの良い出会いはしてきたけれど、その日その日は身体も疲れているし、新しい人と会うのはいつも緊張するし、やっぱり受け入れてもらえないことが続くと辛くなってくる。
20時半ごろ、10人目くらい。お庭にテントを張らせてくれるノリーさんとアイリーンさんのお宅にたどり着くことができた。広いお庭にテントを張らせてもらって一安心。旦那さんのノリーさんは自分も旅を経験されていたこともあってぼくの事情を色々察してくれた。
お宅の中に招き入れていただき、シャワー、晩御飯、沢山のビールをご馳走になった。家を探し歩いている時の疲れは普通に走っている時とは質が違うのでこれまた心身に沁みた。。やっぱり諦めなくて良かったなと思う。
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朝食やコーヒーをあらかじめいただいていて、昨晩眠らせていただいたアトリエでゆっくりいただけるように計らっていただいていた。
アトリエに置かれていた骸骨。動き出すことはなかった。
助けてくれたイザベラさん、ありがとうございました!
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ゆっくりを意識して、道中。大きな山はないけれど小さな丘でアップダウンするのがイギリスでのサイクリングの特徴。
この建物は小学校だった。
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この日の宿泊場所。
庭の端っこにいくと巨大な川が見下ろせる。庭からの景色。
旦那さんは鹿狩りに出かけていたそう。初めて死にたての鹿を触った。全身の筋肉が弛緩していて目はゼリーのような感触。
突然の対応で用意していただいた夕食、アップルシードルビールが美味しかった。