フランスの途中から毎日のように泊めてくれる人を探すようになった。そしてほぼ毎日誰かしら泊めてくれる人と巡り会えたし、その出会いを喜んでくれる(とぼくから見える)人もたくさん存在するのだということが実感できた。それをここイギリスでもそのまま実行する。
が、イギリス、どうも感触が良くない感じがする。心の距離を感じる。愛想笑いとか一定以上の社交性はちゃんとあるのだけど、いきなり現れた旅人を喜んで助けてくれる人は少ないように感じる。「イギリスはちょっと日本と似ていると思うよ」とフェリーに乗る時出会ったイギリス人に言われたけれど、この心の距離感なんかは日本人のそれに近ような気がする。まだ入国して間も無く、ネガティブになっているだけなのかもしれないけれど。
この日もまたある程度まで進んで、10人くらいの人に聴き込みをしてみるが、町中であるせいもあってか難しい。何気にもうロンドンが近いし、より都市圏っぽい雰囲気になっているのかもしれない。
それでも最後は自分達の敷地内で泊まらせてくれるという人と巡り合うことができた。雨予報だったので空のワゴン車の中に入れさせてもらった。見た目は全然素敵じゃないかもしれないけれど、雨をちゃんと凌げるのはありがたい。
そして受け入れてくれた人は話しかけた瞬間からオープンさが伝わってくる好青年だと理解できた。そういう雰囲気、確かに確実に分かるなあ。そういう人が100人中1人しかいなかったとしても、それだけでとても救われて、また明日も頑張ろうと思える。
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道中
「生き甲斐(ikigai)」は茂木健一郎氏のおかげで自己啓発関連業界ではワールドワイドになりました。ちなみにここはヨガ教室みたいなところです。
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この日受け入れてくれて面白がってくれたマシュー。
そして晩御飯を買ってきてくれました。酢豚のようなお味。すごくすごく美味しくて生き返った。。ありがとう!
マシューのお父さんはウイスキー作りが趣味。イギリスはウイスキーの国でもあります。
お手製のウイスキーいただきました。
この日夜を明かしたヴァン