HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

「両手を広げて旅行者を迎えるのはごく普通のことです」(Khemisset الخميسات→Salé سلا)

<まとめ>

およそ80kmのしっかり舗装された道を走り抜けてモロッコの首都圏へ。この日、Saleに到着し、そこに住まうご家族に迎え入れていただいて楽しいひとときを過ごした。

・・・・・
<全編>

フランス語で「サヴァ?(元気?)」と明るく挨拶をしてくれるドリスさん。お茶を入れてくれていました。

ロッコでお茶を高々とあげて入れる理由はこの泡だということをユセフから聴いた。

泡があるということが良いとされているそうだ(より詳しい理由は聞きそびれた)。「ビールの泡7:3」のようなものだろうか。

ドリスさんはアラビアのパン、ホブズ(写真奥)とクレープの生地のようなパン、「ムルウィ」を焼いてくれた。熱々だと美味しさが全然違う。

バター、オリーブオイル、オリーブの実と一緒にいただきます。今日もたくさん走る。エネルギー源。

ドリスさん、ありがとうございました!

今日の道中。

ガソリンスタンド内にあったタジンのレストランにて。

ケミセットKhemissetという街を通る。

こんな帽子もよく売っている。

街中の市場の様子。

街のシンボル

もう首都が近い。しっかり舗装された広くて平らな道路を疾走します。

SALEの文字が見えてきた。RABATがモロッコの首都です。

ロッコでは「マクド」ということで決着がついているようです。笑

そして、無事に今日の目的地に到着。

今日訪問するお宅は今年の七月、フランスのルーアンでお世話になったナジュアさんのご家族。(↓写真の上部で子供達の間に写るお母さんがナジュアさん)

旦那さんのアルジェリア人、ジャメルさん(↑写真の右の方)との出会い方はこの旅始まって最高レベルのフレンドリーさだった。路上で彼の方から僕に声をかけてくれて泊まる場所を心配してくれたのである。

それからぼくがモロッコに入ったという投稿をSNSでした時もメッセージをくれて「もしSaleに来ることがあればナジュアの家族を紹介するよ」と伝えてくれたので甘えさせていただくことにした。

家の前で僕を見つけて片言の英語で声をかけてくれたナジュアさんのお父さん。迎え入れてくれたお宅は、豪邸やないかい!ここに暮らすのはナジュアさんのご両親。と4姉妹の娘さんのうち二人。

ここから近くの首都、ラバトに住む娘さん(ナジュアさんの妹さん)のご家族も僕へ挨拶するためにわざわざ駆けつけてくれた。

しばし歓談。写真を見せたり、折り紙にトライしたり(全然うまく教えられなかった、というか全然興味など持ってもらえなかったと思う。お母さんがやれと言うからやるやつ。笑)

それから夕食。

今日のメニューは「Kefta ul Bid(meet and egg、肉と卵の意味)」。ビーフシチューっぽいカレー、のような、ジューシーな味わい😊

やっぱり手で食べるのがデフォルト。そして子供達にはホブズを開いて流し込んだものをお母さんが作ってあげる。

カレーパンみたいになります。

満腹になって疲れが癒えた。本当にありがとうございました!

フランスのナジュアとジャメルさんにも改めて合掌。メッカではなく彼らの住まうフランスのルーアンに向けてお祈りしたいものだ。何度もお世話になって申し訳ないなあと思いつつジャメルさんにメッセージをしたらジャメルさんは返事で

「N'est pas d'inquiétude dans notre culture. C'est tout à fait normal de recevoir les voyageurs les bras grand ouverts.」

「私たちの文化では心配はいりません。両手を広げて旅行者を迎えるのはごく普通のことです。(Google翻訳)」とお返事をいただいた。ジャメルさんが両手を広げて笑顔で迎え入れてくれてくれる絵面は容易に想像できた。

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今晩も咳き込みでなかなか眠れない。昨日よりもタフな80kmの走行。明らかに熱っぽい。ぶっちゃけ風邪じゃないか?乾燥によって鼻腔の粘液が機能しなくなり、大気中の菌が体内に侵入しやすくなっている説は今のところグレーだけれどクロのような気がしてくる。明日も泊まらせてもらえることになったので幸い。休んだ方が良い気がする。