引き続き進んだ。途中で発見した道端の空き地でキャンプ。
出発前、デイヴィッドから教わったウジャイ呼吸でゆっくり呼吸を整えた。呼吸を動きの根幹として、それ以外の手足などの動きは呼吸についてくるように動かす。呼吸先導の動き方。やっているうちにこの、呼吸というものが自分のペースそのものであると捉え、全ての動きを呼吸から始めるようにすると自分に負荷をかけることなく気持ちよく動けそうだと思えてきた。
自転車で走るのも、次の行き先を決めるのも、誰かと話をするのも、ブログに言葉を書いて行くのも、写真を撮るのも、ご飯を食べるのも、寝る場所を決めるのも、全て呼吸が決める。これはすごく気持ちがいい動き方のように思われる。
ついでに他人から認めてもらいたいだとか、必要以上に食べたくなるだとか、そういう自分の中心軸から外れた欲求は引いて眺めるチャンスが生まれる感じがする。引いて眺めるだけだから別に不健康な欲求とさよならできるわけではないのだけど、この引いて眺めるチャンスというワンクッションがあるだけでだいぶ余裕が変わってくる。
写真撮影もブログ発信も止めてやることを現地で生きることに限定している今だからこそ、この、呼吸に集中するのがきっと今後に活きてきそうだ、集中しよう。本当に鬼滅の刃だ、全集中の呼吸だ、鬼殺隊だ、炭治郎だ。ただし、鬼を狩るためではなく自分の核に触れて絶え間なく変化していく状況下でも無理なく心地よく在り続けるための呼吸だ。もしかするとワンチャンブレサリアンもいけるかもしれない。息吸っているだけで活動に必要なエネルギーを賄える。実現すれば生き残る確率格段にアップだよ。
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昨日強く感じた安物は身体を壊す実感を受けて改善のためにできるだけ自然物を求める。その代表格、農家さんの直売所。これを発見したらトマトを買う。どこも値段はkgで決めていて計り売り。たくさん持ち運んでもデメリットなので、一個だけを買おうとするのだけど、そうするとサービスで「持っていきなよ」と言ってくれる農家さんは相当多いことが分かった。「あ、これもしもの時にめっちゃ役に立つ」とサバイバル術として心に刻んだ。そう、せせこましい寛久の思考回路だよ。
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これはスーパーで見つけたヨーグルトにポテトとかにんじんとかを混ぜたお惣菜。ベストじゃないけれど安いパイを食べてた自分からは大きな進歩。選択肢に入れてよさそう。40セント。
直売所はこれからは発見したらトマトのために立ち止まろうと思う。
この日テントを張ったところから見える海。
砂利、トゲトゲの植物となかなか眠りづらい環境だけどエアーマットのおかげで問題なく眠れた。
