HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

やっぱり世界は無限に広い(ピラ Pirra〜ラビノト・フシュ Labinot-Fushë)

溜まりに溜まった作業をやり切るためにゆっくり滞在できる場所を目指す。この日は2週間ほど前にエルバサンでテント泊をさせてもらったホステルをアテにして行ってみた。が、有料になっていたので諦めて違う場所を探してみることに。

エルバサンよりマケドニア方面に少しだけ進んで見つけたレストランの人がとても優しい人で、なんとホテルの部屋をオファーしてくれた。ボリュームたっぷりの夕食までいただいて、本当にありがたかった😊

暑い中を80km移動。汗をかく1日だった。

お昼くらいまで作業をしようかと思ったけれど「朝8時までに出発してほしい」と言わたので出発することに。何か悪いことをしたのかもしれないけれど、ちょうど走り出したいと思っていたし、深く気にせず出発。お世話になりました😊

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お腹が減っているので久々に自分で買い物。スピナッチ(ほうれん草)のビュレック50円。美味しい😊

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日差しが強くて暑いので、ゆっくり座って食べるのに良い場所を探していたら廃屋っぽい建物の入り口を発見。

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夢もカケラもない場所だけれど、日除けができて1人になれる感じが良い。途中この土地の管理人らしき人が何やら建物を調べに来て、この不審者を発見したけれど、呑気に挨拶して自分の仕事を続けていた。何気にこういうのって日本にはないなあと思う。旅人の自分にとってはありがたい雰囲気だ。

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80kmくらいの距離を漕ぎ進む。

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飲水の消費量が多い。暑い。

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何件か飲食店らしき建物を発見しては水をもらいにいく。そういえば思うのだけどここまで訪れた国は全て、ほとんどの水道から飲水が汲める。日本以外はほとんどアウトだと思っていたけれどこのバルカン諸国についてはフレッシュな水が水道からいただける。

いちいちマーケットで水を購入していた東南アジアの国々と比べると、そこは大変ありがたいポイントだ。

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エルバサンに近づいてきた。

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以前泊まったホステルに到着した。

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以前お世話になったホステルのお母さんと話す。しかしお母さんによるとテント泊でも一泊300レク(300円) かかるそうだった。前回無料で泊まらせてもらったのは息子さんの対応だったからなのか、何か特別な時期だったからのか。定かではないけれど、今300レクと言われれば300レクである。すみません。それなら別の場所を探します。

 

80kmほど漕いで辿り着いたツテがだめだったので少し休憩。スーパーに行って食べ物を仕入れる。

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どこかしらレストランかカフェでWi-Fiをもらって作業。その近くでテント泊が理想のイメージ。

エルバサンよりもさらに北マケドニアに向かって進んだ。

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カゴを売っているお店があちこちに現れ始めた。

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あの山の向こうに北マケドニアがある。

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こんなレストランを発見。頼んでみよう。f:id:tajimax-tj:20210515000133j:plain

客は少ない。とても落ち着いた雰囲気の、多分同い年くらいの男性がカウンターにいた。翻訳機を見せると、すんなりと店の裏手にあるスペースにテントを張ることを許可してくれた。ありがたい!

Wi-Fiと電源もとらせてもらって作業もできる。貴重だ😊

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「ご飯食べた?」と尋ねられたのですかさず「食べてないです!」と答えると、彼のお母さんと思われる女性が厨房からたんまりと料理を運んできてくれた。ライスに肉!ビールまでつけていただいている😍

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写真だとおからみたいに見えるこれ。うまい!

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フェルゲゼ(Fergeze)という名前。柔らかなチーズにレバー肉や炒めた野菜とオリーブオイルが混ざっている。ご飯ともパンとも一緒に食べられる😊

満腹になるほどボリューミーな夕食で満たされた😆

レストランの男性の名前はアリと言った。

アリは「ホテルで泊まれない理由でもあるの?お金の問題だけ?」と尋ねてきて「それならぼくのホテルに無料で泊まって行ってもいいよ」と提案してくれた。

彼についていく。

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洒落た感じのホテルだ。

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アリは中の従業員と話をつけてくれた。レストランに戻る彼とはここで別れた。穏やかさが心に残る人だった。ありがとう😊

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ちゃんとしたところで眠れる!シャワーもある!服も洗える!ゆっくりと休ませていただいた😊

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朝からカフェはやむを得ず出て行ったし、エルバサンのホステルもダメだったけれど、その後に素晴らしい夕食をご馳走になり、こんなに立派な場所に泊まらせてもらうことができるなんて、やっぱり世界は無限に広い。ある場所がダメでも、視野を広げれば必ず良い出会いに恵まれる。そういうイメージが固まりつつあった。