ダリャさんという人がアンカラに住んでいる。ウェブニュースに登場してからやりとりが始まり、メッセージを通していろいろサポートしてくれたのでトルコを去る前に会っておきたかった。ダリャさんに連絡をするとダリャさんの友人のネット番組の生配信のゲストに呼んでいただくことになった。例によって番組の趣旨も規模感も全然分からない。
ダリャさんはとにかくたくさんの人と関係を繋げようとしてくれる。生配信は明日だけれど、この日、アンカラのバイクアソシエーションで活動があるそうで、そこに参加しないかと誘われた。
エキンさんの家からアンカラのセンターへ。それからまた帰った。
昨日の体調はほぼほぼ全回復していた。軽くて良かった。。
昨日のおばあちゃんの誕生日の贈り物の花。
野良猫。この家には彼女専用の出入り口がついている。もはや家族の一員というくら可愛がられている。名前は「ビスコ」。ビスコの彼氏もよくこの家に出入りしてきてやっぱり可愛がられている。トルコ人の犬猫との付き合い方はとても柔軟だなあと思う。
庭で野菜を育てたりもするそうだ。トマトの苗。
朝ごはん美味しくいただきました😊
自宅裏には鶏たちもいた。
この日は日曜日なのでトルコ国民は基本的に終日外出禁止。道路はガラガラ。
立派な門だ
都会を走り抜けて目的地に到着。
バイクアソシエーションってこんなに人がいるんだ。みんなで記念撮影。
ついにご対面。寛久の右にいるのがダリャさん。左が明日の番組を主催しているブルチンさん。瞬き久。
この日のアクティビティはアソシエーションメンバーが野犬に餌付けをしにいくというものだった。トルコでは野生動物の殺処分が一切禁止されているが、その分野放しになっている野犬が多く、ケアが定期的に必要になるそうだ。この活動のためにアソシエーションメンバーには公式に特別な外出許可が与えられている。そのくらいのざっくりしたアウトラインしか理解していないのだけれど、彼らの走行についていくことに。
何人か英語の話せる人と会話する。日本に移住しようと考えている人がいたり、旅の話を興味持ってくれる人がいたり、高校生の子がいたり、
ブルチンさんはタンデムライド。後ろに乗っているのはボーイフレンドのメフメットさん。目が不自由であるが、こんな形で自転車を楽しんでいるそうだ。
辿り着いたのはスラムっぽく見える地域。聴けば工業地帯だそうだ。今は日曜日の外出制限中なので人がほとんどいないけれど。
この地域の犬たち50匹程をボランティアでケアしているテナイさん。生物学者でもあり、普段は英語教師として働いているそうだ。とても覇気のある人だ。バリバリの英語で説明してくれた。自分は今回の活動はほぼただついていっただけだけれど、このテナイさんについては「おお、こんな人もいるんだ」という感じで印象的だった。
テナイさんのガイドの元、餌を配る。
生まれたばかりの子犬
建物の中に入れられている犬もいる。
バイクアソシエーションのリーダーは家族揃って参加。
活動が終わり帰り道。アンカラの景色をバックに走行。
アソシエーションのメンバーと別れたあとはブルチンさんとメフメットさんに着いていって夕食をご一緒することに。
二人はタンデムで世界を旅する目標があるそうだ。素敵だね。
カイセリでも食べたマンチを作っていただく。やっぱりとても美味しい😊
「ブルチンって書いてみなさい」という感じで遊んでいる😆
ブルチンさんはもともと演劇を専攻し、現在は教員として働いている。この自転車の番組はブルチンさんにとってはソーシャルアクションの意味合いがとても強い。自転車の文化を進めて環境を良くしたり、女性の社会進出を意図してたくさんの女性サイクリストで街を走るイベントを企画したり、メフメットさんのこともあってか身体に不自由のあるひとの自転車コミュニティを作ったりもしているという。
自分が専念していることはただ、「自分の足で移動する」ということだけだから、誰かがそこに何らかの良い意図につなげてくれるのであればそれは幸いなことだ。
ありがとうございました!また明日😊
夜道を漕いでエキンさんの家に帰る。ビスコはとても寛いでいる。
夕食を用意していてくれた。ご馳走やないかーい!
自家製のワインもいただいた😊
とてもまろやかで自分好みだった😊
家族の団欒も撮らせてもらった。
ビスコの馴染みっぷりはすごい。
トルコ語で何を言っているのかはよく分からないけれど、よく笑う人たちだった。何も分からなくても楽しそうであればみている方も幸せになるものだと思う。