ヒッチハイクは空振り!結局バスにタクシーを頼ってなんとか国境通過。総移動距離は170kmほどになった。ブルガリアの旅が再び始まりました。トルコ、本当にたくさんの嬉しい思い出をありがとう😊
ザフェル宅近くの大通りでヒッチハイクにトライ→捕まらない→30kmほど南を走る高速道路のほうが交通量が多いからチャンスが多いということで行ってみる→実際行ってみるとあまり車が通っていない→そこから近い都市のリュレブルガスへ35kmほど走っていく→バス狙い→色々交渉するが目的地まで行くバスは自転車(しかも2台)を載せることができない→交渉の末、一台見つかる→無事に国境を通過
書いてみるとなんのことはない100文字程度の出来事だったけれど、これが本当にとても長く感じられた。もうこれは1日遅れの出国を覚悟するしかないかなぁと思った。
ーーーー
朝はかなり雪が降っていてカメラをしまっていたのと、車を停めるのに集中しすぎで全く写真を撮っていない。。
最初のポイントでのヒッチハイクを諦めて別の道路へ移動。
別の道路でも全然写真は撮っていない。とにかく急がなければならないのと、緊迫していたのと、お金がどんどん減っていく状況と、旅の雲行きが怪しくなっていくことに焦っていた感じがする。
リュレブルガスのバスステーション。ほとんどどのバスも自転車を乗せてはくれなかった。自転車を載せてくれるバスは目的地から微妙に遠い。
で、交渉し続けたらなんとか一つのバス会社が目的地まで乗せて行ってくれることになった。
途中でエンストするトラブルまでおまけでついてきた。。こんな時にトラブル続きで面白いなぁ。
クルクラレリという町からさらに40キロ離れたデレキョイ国境までは基本的にバスの運行がないため、タクシーに自転車を載せてもらう。パスとタクシーの合計運賃215TL(3000円くらい)。うう、手痛い、、
夜8時すぎ、ようやく国境に到着。長い長い100キロ余りの道のりだった。
職員以外は誰もいない国境。
大丈夫そうなところで記念撮影。久々にみるキリル文字。ブルガリアだなぁ〜!
ブルガリア入国〜!ほとんど何もない景色でもブルガリアな感じがしてしまう。
真っ暗な山道の下り坂をするするっと降りて行って最初の村であるマルコ・タルノヴォに到着。外出している村人はいない。
近くのガススタンドのスタッフに眠れそうな場所を尋ねる。とりあえずホテルを紹介される。
とりあえずお茶を出してくれてガススタンドにテントを置いても良いよとか言ってくれるトルコ人に慣れすぎたせいで、この時に「ああ、ブルガリアに入ったんだなぁ」と深く実感する。
金銭的な状況などを詳しく説明して、一つの公園を紹介される。
走って行ってみるとそこは一面雪だらけだったので、その途中でみつけた広い公園にテントを張った。翌朝の写真。
水が足りない。ブルガリアは基本水道から水が飲めるけれど近くに水道もない。近所のホテルのオーナーに頼んで水をいただいた。
眠り始めて1時間くらいたったころ、警察官がライトを照らしながらテントをノックしてきた。パスポートを手渡し、しばらくチェックをしたら立ち去って行った。
ブルガリアに入国して久々の野宿。あたたかい寝袋のおかげで眠りは快適だった。
トルコはほんとうに毎日のように友人が増えてお世話になってしあわせな想いをたくさんさせてもらったけれど、最後の最後、時間やら金銭やらでドタバタしながら出国してゆっくりお別れを告げられなかったような感じがして少し残念だった。間違いなくまた行きたい。今度は全然行けなかった東側のトルコをゆっくり回ってみたいなぁと思う。