HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

13ヵ国目(ブラツァ・バルカンВрачански Балкан〜グラディンイェГрадиње)

ゆっくり歩いて下山。夜まで漕ぎ進んでセルビアに無事入国することができた。90kmくらいの距離になった。

とても広い景色の場所だった。遠くに小さく町が見える。本当に安心する。

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再び昨日と同じスタイルで下山。最後の最後まで気が抜けない。通信が回復してきたマップを頼りに少しずつ降りていく。

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村がすぐ近くに見えてきた。ようやく安心できそうだ。よく頑張った!

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余裕がなさすぎて全然良く撮れていないけれどこんな格好で昨日からの山道を乗り切った。砂利の多い山道は振動がすごいので、前カゴとリアキャリアが壊れないように、前かごの荷物はハンドルにかける。後ろのバックパックは自分で背負う。もともとある小さなリュックは前に背負った。かなり重い。肩に鈍い痛みが来ていた。

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コンクリートの道がずいぶん久しぶりに感じられた。やっぱり安心するなあ舗装された道は😊

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荷物を元に戻して、引き続き国境まで走りぬく。

川沿いのアップダウンの道。いくつも町や村を通り過ぎる。ラフティングのツアーをしているところがあった。温泉とかありそうだなあ。

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川のある地域を抜けたら今度は広い平野。走りやすそうだけれど今日は向かい風が強い。最後の最後まで進みにくさがつきまとってくる。

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セルビアまであと14キロ、というところで真っ暗になった。ヘッドライトで照らしながら狭い道路の端っこを慎重に進む。

いよいよ看板が見えた。セルビアが近い。

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イミグレーション到着。さあ、ここが1番の問題。無条件で入国ができるか。

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係の人にパスポートを渡す。

突然質問してきた。

PCR検査の結果をお持ちですか?」

え?

PCR、ありますか?」

ええええええ!?

頭の中がフリーズする。大使館のサイトの情報でブルガリアからセルビアへの入国は無条件でできると聴いたからはるばるここまできたのに、大使館がまさかのデマ情報か。。。!?

持っていないです、と正直に答えると

「どこの国からきましたか」と尋ねられる。

いやいや明らかにこの国境はブルガリアでしょ!

と内心ツッコミを入れながら「ブルガリア」と答える。

すると

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無事、スタンプを押してもらえた。。

最後の最後までハラハラする出国と入国だった。

これで期限の迫っていたブルガリアを残り3日分残して出国。

通算13か国め、ギリシャからの自転車旅では4ヵ国目 。

セルビア。よろしくお願いします。

入国が済んだら早速寝場所を見つけなければ。

そこにトルコ料理のレストランが目に飛び込んでくる。

トルコの親切な人たちをすぐに連想して近づいてみる。

中のオーナーさんはそれほどフレンドリーではない感じがしたけれど、レストランの裏手の敷地でキャンプさせてくれることになった。

気温はマイナス2度くらい。とても寒かったけれど寝袋のおかげで普通に眠ることができた。

翌朝の写真

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