HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

歩く心地よさを思い出す(Dakar)

コリーナの家があるウアカムからロニーの船が停泊しているCVDまで9kmほどある。ここはタクシーを使うのが常道だけど歩いた。写真も撮らず黙々と2時間かかった。地図通りの道だと工事中で閉鎖されている箇所がいくつもあったのでたくさん迂回した。普段仕事が始まる午前8時くらいを目指したけれど寝坊して8時半くらいになった。何を言われるかと思ったけれどロニーは正午くらいにくるのかと思っていたらしく全然大丈夫だった。

ロニーはやらなければならないことが山積みになって混乱状態のようになっていたらしく、話し相手となる自分がいて助かったと言っていた。船の修理にプロジェクトのための集客、そして家族のこともあるらしい。それから昨日のパーティの最中、歩誰かがトイレを詰まらせてしまったとのことでそこも修理しなければならないとのことだった。「こっちがどのくらい修理に手間をかけているのか素人は何もわかっちゃいない」とこぼしていた。自分の船を管理するという特殊な状態になった人なんてそう多くはない。孤独な戦いだろうな。

とりあえず今日のところは自分が泊まっている階の掃除を2時間ほど行った。それからロニーは銀行に行くと言って出て行ったっきり、夜遅くまで戻ってこなかったので自分は定時のルーティン作業だけこなしてゆっくり過ごしていた。更新に手を付ける気にはどうしてもなれず、ただひたすら瞑想だった。

朝の9km歩いた時の心地よさがずっと体に残っている。もう長い間まとまった距離を移動しておらず、歩くことの大切さを再認識する。