HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

ラクレットパーティ(Dakar)

昨日のパーティ後、船内の客室ベッドで泊まっていったコリーナが自宅に誘ってくれた。「是非是非!おいでおいで〜!」という雰囲気。ロニーも「行ってきたら良い」と言ってくれた。

船から降り、コリーナとジャカリヤとイスマエルの三人が暮らすシェアハウスへ。コリーナとジャカリヤは夫婦、そこにイスマエルも友人としてハウスシェアをしている形。

彼らが用意してくれた夕食はラクレット。スイス発祥の溶かしたチーズをじゃがいもやベーコンと一緒に食べる美味しい料理だった。専用の家庭用ホットプレートもまた変わった形で面白かった。それからジャカリヤが作ってくれた洋梨のケーキがもうとんでもない絶品でぶっ飛んでしまった。

三人とも日本の漫画が好きでコリーナはワンピース大好き、ジャカリヤとイスマエルは自分以上にたくさんの漫画を読み漁っている自称OTAKUだった。少年漫画なら自分もある程度いけるのでなかなか盛り上がる。彼らはアニメの声優も日本人の演技がダントツで素晴らしいと感じているらしく、日本の芸術性は世界を揺るがしていることを改めて実感させていただいた。『鬼滅の刃』の妓夫太郎のモノマネを披露するととても喜んでいただけた。コリーナは「日本の漫画は最強のソフトパワー(文化や価値観などの魅力によって社会からの指示を得る)よ」と讃えてくれた。

美味しいおもてなしに和やかな雰囲気。久々の旅の安らぎを感じた。そうそう、俺の旅ってこんな感じだったよなぁとしみじみ思う。

船上での生活は緊張感がある。ロニーは悪い人間ではないことはわかっているけど、本来タダ乗りが許されず働いて価値を生み出さなければならないというプレッシャーの中、その雇い主と二人きりで過ごすことに知らず知らずのうちに緊張感が募らせていたので、こうして手放しに歓迎していただけることに心の底から安らいだ。楽しすぎてその日のうちに船に戻る予定だったけどロニーにメッセージを送って宿泊させていただくことにした。

昨晩遅くに参加したモルとその奥さん、そしてコリーナとジャカリヤと何人か、お昼近くになって起き出してきたみんな、甲板でくつろぐ。

哲学論議を交わすロニーとコリーナ二年前、この船の上でコリーナのバンドがライブを開催するというすごいイベントがあったようで、映像も見せてもらった。すごい奴らもいるもんだ。

コリーナ宅に向かうため彼らと一緒に陸へ。

家では昨晩のうちに帰宅していたイスマエルがトレーニングしていた。

家から歩いて5分程度の場所で立派なモスクと海が見下ろせる。

家から見えるアフリカンルネッサンスモニュメント。めちゃくちゃでかいことがわかる。

こちらがラクレット用ホットプレート。二段目のチーズを緩やかに焼き上げるための機構が特徴。

ラクレットのチーズ

味の濃いゴルゴンゾーラも混ぜます。

ベーコン

柔らかく煮込んだじゃがいも

トドメはジャカリヤお手製の洋梨ケーキ!ぶっ飛んだ。

ラクレットの食べ方がちょっとわかりやすい動画を載せて起きました。