我が家のコリーナ、ジャカリヤ、イスマエルの間では「餅Mochi」が人気である。彼らに限らず、外国人にはウケが良いように感じる。
先日、彼らが連れて行ってくれたダカールの日本人が営業する日本料理レストラン「Wagokoro」さんが「Mochi」と称して提供していた白玉パフェ。
これなら材料さえあれば自分にも作れそうだと目をつけた。Wagokoroの従業員の方に材料の白玉粉が売られている場所を教えていただき、行ってみた。Marche Kermelという大きな市場。
こちらの中国からの輸入ものを取り扱っている食料品売り場に白玉粉が売られているという。中国系のお店は付近に複数あり、目的の白玉粉が売られているのはこちらの小さなお店だった。それからすぐ近くの店に小豆が売られていたのでそれと合わせてお汁粉を作ろうと思い立った。ワンピース大好きコリーナは劇中でビッグマムがお汁粉を大量に食べるシーンからその名を知っているのでちょうどいい。
材料は揃った。初めて作るお汁粉、ネットに転がっているいくつかのレシピから一つ選び、見よう見まねでトライ。
小豆をまずは30分ほど茹でて水を捨てて渋みをとる。それからまた煮込んで指でつぶれる硬さになるまでアクを取りながら1時間近く鍋の前に立つ。
小さい頃におばあちゃんがあんこを作るのにずーっと鍋の前に立っていたのを思い出す。あれはアクとりのためだったのですね。孫はこんな日本から遠く離れた地で初めて学んでいます。小豆が良い硬さになって煮込み終えたら最後に砂糖を加える。ほぼ小豆の重量(400g)に近い分量を入れるのであんこの甘さはほとんど砂糖なのだなあと実感した。
続いて白玉粉。恐る恐る水を加えながらこねて適切な硬さをになるように調節。
こんな感じに仕上がった。
それから鍋で一分ほど茹でて完成。
品評会の皆様の反応はまずまずといったところだった。あんこがそんなに美味しいものではなかったかもしれない。Wagokoroではクリームとかチョコレートと一緒に食べられていて、外国人向けに設定されているのだ。
が、それは自分の調理に対する言い訳というもの。多分あんこの出来があまりよくなかった気がする。粒々の入った甘いものに馴染みがない、ような気がする。いずれにしても外国人の口に合うように食べ物をマイナーチェンジするってすごいことだと思った。いや相変わらず、料理、というか物作り全般難しい。めげずにまた頑張ろう、日本代表として。
最後にちょっとだけ動画を