HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

セネガルでは人を頼るべし(Dakar)

ぼくはベオママを降りたけれど、ジャカリヤとコリーナは依然としてカーボベルデへの船旅に乗船する予定であり、参加費500ユーロも支払っている。しかしロニーは僕の下船が原因で出航を延期したようで、毎週末に予定されていた航海のトレーニングも中止となったそうだ。なんだかぼくが二人の旅行にストップをかけてしまったようで申し訳ない。

コリーナはぼくとロニーの一件からロニーのコミュニケーションの取り方には問題があり、それについて直接彼と会って話をしたいとメッセージを送ったようだが取り合ってもらえていないそうである。コリーナとジャカリヤは大量に出資してくれそうなリッチなお友達をロニーに紹介したそうなのだがその人とのミーティングも延期にしているということだった。

なんというかロニーはやたらと孤立する。「この船を何も分かってない奴に簡単に触らせるわけには行かない」的なことをいつも言っていたし、若干躁鬱のような気質がある彼のメンタルの問題なのかなと思った。彼は彼で自分のコントロールに手を焼いているかもしれない。

しかしそんなことはコリーナとジャカリヤにはなかなか想像が難しい。そして自分から見ても彼の状況はどんどん人と繋がって出資してもらうしかないと思う。この二人はよき理解者なのだからまずどんどん話し合っていくべきではなかろうかと思う。

セネガルはカントリー・オブ・ソリューション」とコリーナ。どんな問題であっても人と繋がり、相談し合って柔軟に解決策を練っていく風土があるとのこと。ジャカリヤもまた「この国では人と人と繋がっていけばいくほど物事が進んでいくんだよ」とのこと。自分は小さな自営業だけれどツテを辿れば大金持ちと会えるし政界のお偉方ともお仕事できたそうだ。

二人ともロニーの良き友人でありファンであるが故に孤立する彼にクエスチョンマークを浮かべるのだった。

夜は洒落たバーに連れて行ってくれて、ライブを見に行った。コリーナたちのバンドもここでライブをしたことがあると言っていた。

帰り道、めちゃくちゃ大きなアフリカンルネッサンスモニュメント。