HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

ラマダンの終了日が分からない(Dakar)

ラマダンの終わりが金曜日の今日か土曜日の今日か、セネガルでは全く意見が一致しないらしい。他のイスラーム国では金曜日ということになっているので金曜日っぽいのだが、セネガルでは決着しない。サイトを見てもニュースを見てもご近所さんや友人を尋ねて回っても意見はまとまらないらしい。そんなことでずっと物憂げだったコリーナとジャカリヤ。食に関わることだから必死です。結局最終的に二人の間ではとりあえず今日までということで落ち着いたらしい。ムスリムってすごくルールがバラバラだよなあと思う瞬間の一つに出くわした。

船は降りてしまってもう旅程も何もかも狂いまくってテンションが下がりまくって、これからどうしていこうかというところだけど動かなければ始まらない。が、どうしよう、時間だけが過ぎていく。

コーヒーやクロワッサンを用意していただける朝が嬉しくてたまらない。ジャカリヤは常に遠慮気味な態度でいるぼくに「ヒロ、イート(食え)!」とシンプルな言葉で促してくれる。

ジャカリヤは自営業で在宅ワークが中心。パソコンとずっと向かい合って疲れたら眠る。

あさひ君が泊まりに来て、夕食の用意をしてくれた。

注意深く味を調整しながら作ったカレーは深みがあって美味かった。この男の物作りに対するこだわりはすごいと思う。自転車の部品でもガジェットでもいつも品質の良し悪しに目ざとく、職人の気質を感じる。ぼくが適当すぎるのかもしれないけれど。

自分は彼らへのお礼の気持ちで、昨日食べに行った日本食レストラン「Wagokoro」で売られていた8000円くらいの日本酒をプレゼントすることにした。

コリーナもジャカリヤも大好きONE PIECEの映画を4人で鑑賞。実力ある編曲者による曲の構成に「えぇー!そうくるか!」といちいち感動していたあさひ氏は「旅を終えたらヨーロッパ住むわ」と漏らす。品質にこだわりがある環境に身を置きたいのだろう、やはり職人の気質を感じた。