伯父さんのアンドレアスさんがスイスから持ってきてくださったチーズフォンデュを夕食にいただいた。発祥国であるスイスとのチーズフォンデュを海上で囲むとは非常に贅沢である。チーズフォンデュって白ワインがたくさん入っていてすごく大人の味がするんだなと。
「これを囲むときは必ずみんな一緒だ、写真も撮るんじゃない」とロニー。アンドレアスさんはエンジニア仲間同士でこれをガレージで囲んで食べていたと言う話をこぼしていた。日本ではチーズフォンデュなんてお洒落な食べ物でしかないのだけど、発祥国ではそうやっておじさんたちが作業の合間に食べるようなものという、この地元感がたまらなく好きになってしまう。何かとお洒落にするのってやっぱり商業的な都合なんだろうね。どんな食べ物も生い立ちがあり、そこには必ず土着的な風景があるものなんだと思う。