HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

スキルアップサンデー(Dakar)

日曜日は定休日。日本を出るとその認識はより濃くなる感じがする。ロニーはゆっくり家族と電話をするというので自分もゆっくり過ごすことに。

ロニーから借りている教書を読んでいると「何を学んだ?」と尋ねられてうまく英語にまとめられず答えあぐねていると、「練習するのが一番大事だ」と言われてディンギーの操作を練習することに。エンジンをかけ、本船にに繋いでいるロープを外し、ベオママの周りを一周して、本船に激突させないようにゆっくり上手く停泊させる練習。特に最後の停泊が難しい。というかこの停泊の練習だと言っても過言ではないくらい集中した。

最初はどうしても減速が遅くなってしまって激突してしまう。そこからもっと遅いスピード「ナイスアンドスロー」を心掛ける。ロニーの教え方は自分からすると威圧的すぎるのだけど、重要なポイントやメッセージが体に残りやすいので利点もある。合計8周回ってなんとか上手くできるようになった。やっぱり実践に勝る上達方法はない。感覚で掴んでしまうのが良い。ロニーは船上から僕の運転の様子を撮影してインスタグラムにアップして楽しんでいた。

自転車の前かごを支えるための金属が折れてしまったので溶接の相談をするとこの船に溶接のための設備がある、とのことでツールで満載の作業部屋の中から溶接機を顔面保護マスクを取り出してきた。そしてやり方をレクチャーしてくれて自分の手でやらせてくれた。

しかしまあ難しい。眩しすぎて作業箇所がよく見えない。顔面保護のマスクはサングラスよりも暗いフィルターがかかっているのだけど、それでも眩しい。どこにどう鉄を当てたら良いのか分からず何度も失敗した。それを見守り、少しずつコツをレクチャーしてくれるロニー。さすが自らが体当たりでなんでも学んできただけある。最終的にコツを掴んだわけではないけれどなんとか当てずっぽうで鉄を患部に届かせ、不恰好ながらまた使えるくらいにはなった。

ディンギーの掃除

ディンギーの運転練習、エンジンをかけて

操縦

最初は激突する。

ちょうど良く減速して縄をつかむ。

合間にキャプテンからの指導が入る。

運転の様子の動画

youtu.be

溶接をレクチャーしてくれるロニー

帆を操作するための縄の結び方も教わった。何百年も前からの歴史の中で編み出された取り出しやすく使いやすくしまいやすい結び方。

アフリカのどこで手に入れたのか分からない猿の人形が守り神のようなポジションに置かれている。

夕食のロニー作カレーライス