ダカールのセーリングクラブ近くのクリーニング屋に滞在しながら南アメリカに行くボートを運転する人が現れるのを待っている。
船の掃除のアルバイトをした。CVDに訪れた初日に出会ったラファエルというフランス人から5000フラン(1120円)で頼まれた。船は彼の持ち船で、長らく手をつけていなかったので鳥の食い散らかしや糞で船の外装やデッキがひどく汚れていたのでその掃除。
自分は自転車で旅を続けているけど、将来何らかの形で船旅をしたいと思う。今の自分からすると具体的に自分の船を持てるイメージはなかなか出来ないが、一人で考え込むよりも出会いを通じて進めていくうちにイメージができてくるんじゃないかと思う。だから夢を叶えるための基本中の基本、ザ・想像を重ねる。船で海を進んで行って島国や無人島にアクセスする楽しみをマインドで描く。
これまでの自分は船とか海とか嫌いじゃないけど関わりは持ってこなかった。だからまずは関わるところから。今日のような単純な掃除でもありがたい。全てが自分の欲しい学びになり、その一つ一つが自分の夢へのステップであるような気がする。
汚れ切った外装を海水で濡らして糞を柔らかくしてデッキブラシで擦り落としていった。ロープ付きのバケツを船の上から海水に落として上手に汲む方法なんて水夫の初歩の初歩みたいな動作を一緒に仕事したザルというセネガル人に教えてもらった。鳥が食い残した魚はかなり大きくてこんなものを体一つでハントする鳥に憧れた。船内の設備も見せてもらった。船の安全のための世界共通の通信周波数があることも初めて知った。お値段も教えてもらった。
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CVDの敷地内で昼寝する猫。
ラファエルの船に向かう。
CVDのスタッフが運転する渡し船に乗って船まで行く
こちらが本日の船。
二足で安定する船をカタマランということも初めて知る。
こんな状態になっていたのでこれを掃除する。
海水で濡らしてデッキブラシで擦りまくる。作業は2時間程度に及んだ。
見せてもらった船内。
寝室。
操作室
キッチン
終わった後はラファエルからビールを奢ってもらった。ガゼルという薄口のビール。量が多いのが素晴らしい。
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コーヒー用の紙コップと洗い物用の桶の水でお茶入れの真似をする子供。
一緒に作業をしたザルが昼食に誘ってくれた。
野菜がもりもりのチェブジェン。
小さなお店の写真を撮らせてもらった。