困窮した生活環境にあるセネガルのイスラム学徒「タリべ」の支援に取り組むイタリアの非営利団体「La Maison De Enfants」の施設に滞在している。
活動5日目。朝の定時開放では推定508人、昼の学習支援では36人の子供が施設を訪れた。
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5歳〜7歳くらいの黒ずんだビリビリの服を着た泥だらけの子供たちから尿臭のような匂いがする。これは日本で新宿の路上生活者のおじさんに炊き出しや夜回りのボランティアをしていた時に感じた、彼らの中でも極めて衛生状態の悪い何人かが放っていた匂いとほぼ同じだと思う。当時はこの匂いを感じると正直流石に関わりたくないなと自らボランティアに参加させていただいておきながら失礼なことを思ったものだけれど、その匂いが子供たちから漂っている。
ダラーの指導者であるマラブーから子供たちに課せられる物乞いの成功率を上げるために二週間以上同じ服をあえて着用する子供もいる。自分も旅の中で体験したことはあるあってまあ不可能なことではないけれど、自分は体ができているから耐えられるだけであって成長期の子供がその状態では健康への影響が心配である。この施設で関わる子供たちの多くはそんなことを気にせず笑顔を見せてはくれるけれど見えない範囲で苦しむ子もたくさんいるのだろうと思う。
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今日の配給はチョコサンド。
ここ一週間は現地スタッフのソマリが食べ物を見ているぼくに「あんたも食べな」と分けていただいている。わたしも被支援者である。
水道がたくさんあるわけではないので大きなバケツに水を汲んおいてそこからコップで飲んでもらっている。
木、金曜日の朝は庭の一角で現地の服飾業を営むスタッフのヤスによる裁縫教室もある。
お金の渡し合いをする子供たち。物乞いで稼いだお金の両替か何かだろうか。
大きなカメラをカメラをぶら下げているから毎日「撮ってくれ」というリクエストが来る。もうとっくに僕は飽きているので(笑)面白いポーズを考案してやってもらうことにした。しかしまあしかしまあ
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終了後、掃除を手伝ってくれる子の勇姿。
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昨日に引き続き木曜日の今日も午後から学習支援。