トゥバに到着するまでの道中、充分に水を用意できていなくて喉がカラカラになってしまった。これまでなら出発前に水道を借りて水を用意していたのだけど、野宿場所の近くにある水道からは塩水しか出てこなかった。水一本分でも節約したいけれど今はやむを得ない。買うしかない。
道路脇のボロボロの屋根の小さなマーケットが並ぶ場所で水を1.5l 500フラン=125円で買った。これは普段の自分だったら速攻スルーのかなり高額。それだけカラカラだった。
トゥバという街の中心にある出入り自由の巨大なモスクに靴を脱いで入り、現地の人々と同じようにカーペットの上に倒れこんだ。ふらふらだった。症状は軽いけれど脱水症状か、熱中症のようなものだと思う。水分が足りていないとすぐに体は弱る。1時間くらい横になって回復した。
死んでも良いなんて言ってるけれどその直前の苦痛には耐えられない。死ぬことよりも苦痛が嫌で生きているようなところがあると思う。笑
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とある文章を読み「苦しんでいる誰かのことで心を痛め、救いたいと思うのは、自分がそれによって安心したいという利己心である。苦しんでいるという状態もその誰かも実在しているかどうか定かではく、どちらにせよ自分で想定しているだけであり、確かなのは感じている自分がいるだけである。」という発想を受け取ってとても穏やかな心地になった。先日のサン・ルイの子どもたちの支援団体の活動に参加して、子どもたちやそこに関わる人々に何か協力をするべきだと根っこで思っていた。でもその思いはどこか自分自身を苦しめていて、10、20代の頃の視野狭窄的な自分のそれを彷彿とさせていた。何をするにしても自分のバランスを崩さないように。
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道路脇の景色は村や人々の暮らしがむき出しになっている。
モスクはやたらと大きいものが多く、イヴァンと「この国の投資の仕方はアンバランスなんじゃないか」という話をした。
体操をしている子どもたち
でっかい木。
クリスタにビスケットは欠かせない。
通りかかるバスやミニバスは人が乗れるだけ乗っている。
この木もでっかい。クリスタのの比ですよ。
トゥバToubaの中央モスク。入場料無料。
ココナッツの振りかかったクリームパン400フラン
寝場所を探すために立ち寄ったガススタンドで休憩。途中話しかけてきた男は「うちにきなよ」と言って「またここに戻ってくるから」的な動作をしていたのだけど1時間経っても戻ってこないので諦めた。アフリカンなノリということかな。
買い物のために停まるとすぐの子どもたちは寄ってきてじーっとこちらを見てくる。しかしかなりシャイで挨拶をしても恥ずかしそうにしている子が多い印象。
結局この日は小さなモスクの庭にテントを張らせてもらうことになった。地元の子供たちが少し庭を掃き掃除してくれた。