首都ヌアクショットに住む富豪モハメッド氏の仕事場にしばらくの間滞在させてもらうことになった。自分はWi-Fiを取得して滞在することができるカフェに暗くなるまで篭ってパソコンに向かった。
街を歩いている途中、目が合った5人ほどの女性達になにやら大声で笑われた。モロッコでは女性はちょっと目が合うとすぐに逸らしてしまうような大人しいというかよそよそしい印象だけどこのあたりからもう明け透けというか遠慮がないというか。いや、自分がアジア顔であること以上にどこか決定的におかしいのか。
カフェでは2階の席を使っていたのだけど、14時くらいに一人の男が上がってきて掃除を始める。客は誰もいないので閉店時間かと勘違いしてしまった。ぼくはずっと座っているのだけど男は構わず掃除を続け、無言で近くまで来て、何も言わずに「あっちにどいて」のジェスチャーで移動した。それから夜になっても部屋の電気を点けてもらえないので自分で点けたら逆に消されてしまった。電力の消費を気にしてのことだろう。
モロッコとの落差のせいかもしれないが、とにかくこう、人との接し方の雑さを感じずにはいられなかった。モーリタニアは旅行する場所としては一般的におすすめするのは難しいなあと思う。
帰り道、窓もドアもないコンクリートの廃墟に住んでいる一家が集まり、のお父さんがお茶を淹れているのが見えた。そこから一分歩けば滞在させていただいているモハメッド氏の仕事場。
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今日の朝、フェデは自分のキャンパーバンを撮りに行くためヌアディブへ。しばしのお別れ。
住宅街には建物の横にテントも並ぶ。遠慮してはっきり撮れなかったのだけど、壮絶でぎょっとしてしまう光景だった。
滞在したカフェ。
帰り道
イヴァンに作ってもらったパスタとパンが夕食。