HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

セネガルを感じる(tiguend تكند→Keur-Macene كرمسين)

80kmくらい走ってセネガルの国境近くまで到着した。

霧の濃い朝だった。

道路から眺めることのできる、ラクダのいる風景に惹かれる。

真っ白な「虹」がデカデカとかかっている。クリスタが「Fog bowがあるよ」と言うまで気がつかなった。

全体像を収めるためこの写真では小さめになったけれどゴープロの魚眼レンズで撮影したからであって実際見るとめちゃくちゃ大きい。

調べてみると日本語では「霧虹」と言うことを知った。虹と同じ原理で現れるのだけど水滴の粒が小さくて色が混ざり合っての真っ白になるとのことだった。

南下するにつれて景色の中に草木がだんだん増えてきた。

ラクダの頭蓋骨が道路脇に落ちていた。

休憩中に近づかれて迷惑そうに立ち上がる寸前のラクダ。口元。

昼過ぎにたどり着いたこの村で停車することに。

地元に人に聞き込みを開始。警察署に相談に行くように勧められてそちらに向かう。

その途中、ずっとこちらを見てくる人に声をかけてみた。とても協力的な人で「自分が寝る場所を用意できる」と申し出てくれた。

村の中に立っている電波塔の警備員をしているそうで、彼の詰所を使わせてくれることになった。

四畳半くらいの部屋で、なんとか三人雑魚寝ができるくらいのスペース。

食べるものをご用意していただいた。セネガル発祥の料理チェブジェン。

思ってもみなかった歓迎を受けてすっかりくつろぐ二人。

男性はお茶も淹れてくれた。名前をアバスAbasと言った。少ない量のお茶を入れるのに何度もコップに移し替えて泡を立てるサハラスタイル。

今日はいい出会いに恵まれました。

おやつに小さな揚げパンもいただく。

夕方、電波塔の周りで遊ぶ子供たち。

夜は蚊対策に蚊取り線香を焚いていただいた。

そして夕食は焼きそばのような料理を囲む。

手で食べるアバスが魚をちぎってみんなに分けてくれる。

それから、すぐ近くに暮らしているアバスの友人の女性たちのところでお茶をご馳走になった。彼女たちはモーリタニアに暮らすセネガル出身の人たち。

故郷セネガルのダンスを教えていただいた。

 

いやもう、びっくりだったけれど腰と膝の躍動感が全然違う。ガニ股もカッコよく決まる。日本の文化の中にいる女性であればまず間違いなくやらない動きだと思う。

ダンスでコミュニケーションする大陸にいるから是非ともいろんな人から教わってみたい。

イヴァンが三つ編みをやってもらっていた。

アバスに撮ってくれと頼まれた一枚。嬉しそうだね。

みんなで。