今日は朝から出発。80kmを集中して進んで、目的地メルズーガMerzougaに明日到着できるくらいのポイントまで到着した。
すっかり暗くなってしまい、周りには何もなく、砂利の混じった砂地が広がるだけ。
そんな中を走行していると一件ぽつりとカフェが見えた。迎えてくれた若者に寝る場所の相談。
翻訳文を読んだ若者はすんなりOKしてくれた。彼は道路から離れたところにある宿泊施設に僕を案内する。そして、一つ部屋を無料で使って良いと言ってくれた。
「お金もないのにこんな素晴らしい部屋に泊まらせてもらえるなんて申し訳ない」と伝えると彼は「私たちは助け合って生きているのだから」と翻訳機で返してくれた。何度もありがとうと伝えた。
彼の名前はモハメッド
お父さんの名前はアフメッドさん。
それからモハメッドはイワシの入ったタジンを作ってくれた。魚の油がとても効いていて美味しかった。一番好みの味のタジンかもしれない。
こははもともと旅行客向けの宿泊施設なのだけど、シーズンではないせいか、お客さんはいなくて、自分一人だけの利用だった。月が明かるくて星はあまり見えないけれど砂漠の静寂がとても心地よくて逆にドキドキしていた。
翌朝も朝食を振る舞っていただいた。
夜な夜な不安な中の訪問を暖かく迎え入れてくれてとても助かりました。CAMPING BERBER、大変お世話になりました!
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<全写真>
国旗群の一番左にアマズィア(ベルベル)の旗。
道路脇にいたラクダと写真を撮らせていただいた。ラクダも仕事しているなあ。
写真をたくさん撮らせていただいた。
週一くらいで声を張る動画を撮ろうかと思っている。今回はラクダにご協力いただいた。
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ものすごく急な減速を要求されていないか?ドライバーたち。
このあと真っ暗に、2年以上旅していてもやっぱり灯りのない夜は心細くなる。
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CAMPING BERBER の広場。
モハメッドは暖を取るために火を起こしてくれた。
砂漠の世界に来たんだなあと実感する、アマズィアの文化、センス。
砂漠の中の山岳部よりアンモナイトが出土するらしく、アンモナイトをあしらったものがたくさんある。
モハメッドは見せたがる若者で、お土産物売り場に連れてきてくれた。
アフメッドさんにコーヒーを淹れていただき
タジンを作ってくれて
これがたまらない。。
あったかく眠れました。
星はあまり見えない。
翌朝の朝食。パンにチーズにハチミツ、そしてお茶。
カメラに興味津々のモハメッドにちょっと操作方法を教えるとどんどん撮影して、良い写真を撮ってくれました。インスピレーションを得ました。
お世話になった「CAMPING BERBER」
道路付近に建っていたカフェ。
何やら修理している親子