カサブランカ二日目。まずは一番押さえておきたい黄熱ワクチンを打ちに行きます。
行ったのはここ。
モロッコでは旅行者用のワクチン接種場が病院内にちゃんと用意されていました。
こちらが施設。
摂取はものの15分程度で完了。料金222ディルハム(3175円)。日本で接種すると1万円を超えるようです。院内の棚に製品化されたワクチンの箱が沢山積まれていて、そこから一つをとって注射器にセットして注射。黄色い証書(イエローカード)ももらって、これでアフリカ中部の黄熱ワクチン接種証明要求国にも入れるようになりました。思ってたより本当にあっけなかった。医療保険いらない。予約もとってない。何もわからないまま突撃するだけの自分でもすんなりできた。そんなものなんですね。勉強になります。
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それからパソコン関連のアイテムを探しに。キーボードのカバーを探していたのだけど、大きな電気屋さんに行ってもない。薦められるまま小さな中古品販売のお店が集まっているゾーンへ見に行ったけれど全滅。キーボードカバーは諦めます。こういうマイナーな道具は日本や西ヨーロッパ以外だと全然買えない印象です。痒いところ手が届かない。
あとは自転車のパンク修理キットを買うために彷徨う(昨日訪ねたお店には修理キットが置いてなかった)。マップで調べた店に行ってみると使いかけのものを出してきて最初に100ディルハム(1400円)、尋ね直すと次に50ディルハム(700円)と言ってくる。
なんだか怪しい。モロッコはこちらが外国人だと思うと値段を釣り上げてくる小売人が少なくない。モヤモヤするのでその場は立ち去って他の店も当たる。これもまた交通量が多いのでなかなかしんどい。さらに何軒かはマップに表示されているのに存在しない。
なんとか辿り着いたお店に修理キットはあった。
なんとお値段、13ディルハム(182円)。
やっぱりー!!
探しておいて良かった!!(しかし時間は3時間くらいかかった)
お買い物は売り手の雰囲気を見て自分なりに信用できるかどうかは注視した方がいいと思います。もちろん自分は見た雰囲気だけでその人の善悪がわかるような強者じゃないけれど、なんとなく自分なりに感じることはできるようになっていくものだから。
お腹が空いた一枚一ディルハム(14円)のストリートホブズ(アラビア圏で一般的なパン)で腹ごしらえ。
こうして、8時間(!)に及んだカサブランカでのお買い物は終了。もう観光もいいや。都会疲れた。寝場所を求めて郊外に撤収します。
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都市を出て走り進めることができると思うと気持ちが良い。とはいえもうすぐに夕方。はよ休める場所を見つけねば。
空が燃えている。
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寝場所を探すために通りがかったカフェの人に翻訳アプリを見せると一人のお客さんのところに連れてきてもらった。
そのお客さんはアズィズさんという、英語でやりとりのできる人だった、彼はもう充分に僕の事情を理解してくれていた様子で、今晩は彼のお宅に泊まらせていただけることになった。ありがとうございます!
右の電話をしている人がアズィズさん。三脚をセッティングしたらカフェにいる人みんな入ってきた。
すぐに食べられるものとしておやつ、そしてお茶も注文してくださった。
アズィズさんはとても柔らかな雰囲気の人だった。問いかけの度、ゆっくりゆっくり、こちらの返答を待っているような穏やかさ。彼の手に彫られた陰陽。
しばらくしたらそれからアズィズさんのお宅へ。
お宅では奥さんと3人のお子さんがいた。御一家の夕食に混ざらせていただいた。本当に、突然の訪問なのに有難いです。。
今晩はガミラです。
これをみんなで黙々いただきました。美味しい〜😊
なんと、今日は奥さんの誕生日だったそうです。
モロッコでは特にバースデーソングを歌ったりはせず、こうしてケーキを用意してみんなでワイワイ食べるそうです。
アズィズさんが「また撮る?」と薦めてくれたのでもう一回。笑
ありがとう〜〜〜😊
それから、アズィズさんはシャワーを作ってくれると言ってくれたので、しばらく待っていたら、熱湯の入った大きなポットを持った奥さんがキッチンから出てきて、トイレの中の大きな桶にお湯を入れて水と混ぜて温水を作ってくれた。温水を作るのもこうして手間がかかる。自分の為にわざわざやっていただいて大変感謝である。
寝る場所はソファーベッドで眠らせていただいた。明日の朝は6時ごろ出発なので早めに眠った。