HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

旅のワクワク感を思い出す(Bouznika بوزنيقة)

やっと体調がちゃんと回復してくれた。55%→75%くらい。全快ではないけれどここまでくればかなり動ける。頭や喉や鼻や関節、全てがだいぶ楽。

とはいえ、病み上がりで本調子とは言えないので、昨晩とはまた別のガソリンスタンドのカフェで作業と一休みすることにした。警備員さんに話しかけると、スタンド域内の安全な場所にテントを張らせてもらうことができた。

週の初めからずっと湧いてこなかった食欲が回復してきて、夜は久々に自炊。米とパスタと豆を煮込んだ。とても美味しく感じた。食べると美味しいという感覚そのものずいぶん久々な感じがした。元気を取り戻してきているのを感じる。

余っていた海苔と一緒に。

ぼくは海外のガソリンスタンドを道の駅のような感覚で使っている。今の日本の道の駅は多分色々お土産物屋さんが充実しているのかな。それに比べればこの海外の「道の駅」はずっと無骨である。でもそれはどうでも良い。

お土産物屋さんがあろうとなかろうと自分にとって「道の駅」はテントを張って無料で寝泊まりするための場所。それはずっと生きるために必要で自然とやってきたことだけど、これそのものがちょっとしたドキドキ感があって楽しい。このドキドキ感はホテルになっちゃうと味わえなくなる。

快適に眠るのに必要最低限の設備と安全。安全と危険のブレンド具合がちょうど良いのかもしれない。そして普通の場所でもそこは昨日まで知らなかった新しい場所。そこに家を建てて眠ることができるという、自分の柔軟さに自分で感動するしやっぱり新しい場所というのはいつも新鮮だ。今日もなんだかんだこの新しい場所に紛れ込んでいく自分の人生にドキドキしている。

そういう旅にワクワクしていた気持ちを、急に思い出した。体調が戻ってきて、自分が何に心惹かれてきたのかを自然と確認して始めたように感じる。