HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

続・風邪気味につき寝込む(Salé سلا)

朝起きて体調を自己調査。30%(昨日)から50%(今日)くらいに回復した。モロッコは旅してみた印象、タフな環境なので今この安全な場所で80%くらいまでは治って欲しいというのが正直なところ。

ダメ元でもう一泊できないか頼んでみた。するとお父さんは怪訝な顔で「なぜだ?」と尋ねてくる。全然歓迎されていないのはわかる。ウェルカムな人はむしろあちらから「もっと泊まってきなよ👍」という雰囲気だから。

「体調が回復しきっていないので、休ませていただけると嬉しいです。しかしもし無理なのであれば出発します。」と、伝えた。お父さんは「少し待って」とどこかへ行き、間をとってからやってきて、改めて「申し訳ないが、、」とお断りを入れた。ぼくは出発の準備をした。

しかし、後からお母さん、そして同居している娘さんに体調のことを話すとすぐに「泊まりたい?」と尋ねてくれて、「はい」と答えると「泊まって行っても全然大丈夫よ〜」と言ってくれた。それからお母さんがお父さんに何かを話してくれたようで滞在させていただけることになった。こんな風にご家族内で認識が異なるというケースは少なくないことです。

体調が悪かったこと。場所が都市圏であり、無料で眠れる場所を見つけにくいこと。これらが重なったから、100%歓迎されておらず、ただのご迷惑でしかないかもしれないこの状況下でも、甘えさせていただくことにした。

もちろん完全に断られたら出発するつもりだった。自分のようなろくでもない生き方の人間でも、自分が「人様にご迷惑をかける」と思う行為に及べば心が抉られるようなダメージを負う心地はする。だから旅先での迷惑行為は極力避けたい。

どこまで我を通し、どこまで控えるのか。そこはもう、その時その時の自分の無意識の計算(=直感)に任せるしかない。今回は自分の命の安全とご家族の生活状態を総合的に鑑みて第一希望だけははっきり伝えようという判断になりました。

というわけで、ありがたく休ませていただいた。1日横になる。昨日の記事を書く。ネット漫画見る。アニメ見る。あとは寝る。お白湯をいただいてがぶ飲みして両手を合わせて「わたしの体調は万全に回復します」と念仏(アファメーション)を唱えまくる。

振り返れば体調を崩していることが多くて、この先が思いやられる。けれど、これも今まで体験したことのない環境に身体が慣れるための過程だと思います。とにかく寝ていれば治る、そのくらいに思えるくらいの軽症であることが幸いです。

仰向けになった時に見える天井

横向きになった時

昨日に引き続き、「ゼリッジZellij」

奥の柱の向こう側のソファに寝させていただいていました。

家の壁に飾ってある、モロッコでのお茶風景の絵画。