HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

ハシシの香りと青い水(Chefchaouen شفشاون→Akchour أقشور)

シャウエンから「アクショー(と言っているように聞こえるけど日本語のGoogleマップでは「アクル」で出てくる)」という滝と川の景観地に向かった。道中から岩山が立派で写真を撮るために何度も止まった。

中通りがかった村で歯がところどころ無いおじさんに呼び止められスペイン語でお茶に誘われたのでついて行くと家の壁に麻が干してあった。ハシシは20gで50ユーロもするらしい。「買わないか?」と言われたけれど断った。そもそもタバコを吸わない。笑

お茶は出されなかった。要するに商売のために呼び出されたと思って警戒する。「金持ちなんだろ?」と問われぼくは「いえいえ貧乏旅で食べ物も人からもらってます」と答えると笑ってパンを一枚差し出してくれた。悪い人ではなくて良かった。こういう出来事は土地土地で人の暮らしのリアルを感じられるので好きである。

到着した。川の周りにカフェやレストランがたくさんあって、すぐ近くの釜戸タジン鍋で料理する。いかにも観光客向けのアトラクションだけど、ゴミが川の底に沈んでる。コーラのボトル。お菓子の包み。岩や木には落書き。自然が観光地となり人が入ってくるとこうなっていく。自然を自然のままにしておくと人は自然にアクセスできない。自分の自転車旅もコンクリートの道路がないとかなり厳しい。その他衣食住を得ていく過程で自分の思い至らぬところで環境破壊に加担していることにはなる。そういうことをつい考えてしまう。

フレンドリーそうな人に聴き込みをして、近くのレストランの屋上でテントを張らせてもらった。モロッコ旅、なかなかタフでなんだか疲れている。これから先の旅ももっと過酷になると思うと不安になってくる。

アクショーまでの道中

アクショーの景色をいくつか