力みを解いていくの件で、ぼくの高校野球の指導者さんが「足の裏から息を吐け」とよく言っていたのを思い出します。「力み」状態の時によく出るわかりやすい状態は
・息を吸ってしまう
・重心が高くなってしまう
例えば内野守備で強い打球が飛んできた時なんかびっくりして↑のプロセスを経て全身が硬直し動けなくなりやすいんです。なので逆の動きをして対策しようというわけです。毎球息を吐きながら重心を落としリラックス状態の維持に徹してました。
「足の裏から息を吐け」というワードは体の感覚の鈍い自分でもなかなか効果を感じられる意識で、今になっても役立ちそうだなと思い取り入れてみました。
全然繋がっていないかのように見える昔の体験が少しずつ繋がっていく感じに個人的には感動しているのですが、旅日記なのに話題がそれすぎちゃいませんかとソワソワします。が、続きます。多分。
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サイクリストとホストしてくれる人とをつなぐ便利なサービスです。これをうまく活用して貴重な出会いに恵まれる旅人も見てき他のですが、自分の場合は現状、助けてくれる人を手探りで見つけるのがもはや「我が旅の一部である」と思うくらい面白く感じている(笑)し、登録料30ユーロをケチって(笑)登録していません。
でもこの日はレッジョ・エミリアの街を見て回っている途中、このウォームシャワーに登録している方から声をかけていただき、そのままホストしていただきました。自分の場合この姿と顔を見れば一発で遠くから来た旅人だってわかるもんね。笑
「自転車乗ってる人に悪い人はいないさ」と言われ、改めて自転車の偉大さを実感しましたのでした。
この、出会いはどうやって紡がれていくかということを検証してみるのも面白いです。最新のテクノロジーを駆使するもよし、古きよき方法で進んでいくもよし、その時々の自分で選べる自由がある、豊かな時代の中で旅をさせてもらっていると思います。
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レッジョ・エミリアの街中の観光
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ダビデさんという55歳の男性。サイクリングが日課だそうです。
一人暮らしで、とてもフレンドリーな猫二匹と共同生活。落ち着いた空間でゆっくりさせていただきました。
食前にエルバッツォ-ネ(ほうれん草のパイ)。今いるエミリア・ロマーニャ州でのソウルフードで、特にレッジョ・エミリアの農民料理がルーツなんだそうです。
トスカーナ州のキャンティ地方というところからのワインもいただいた。もちろんすっごく美味しいのだが他のワインとの違いをやっぱり描写できない。こういう、自分の知らないすごそうなものがどんどん出てくるパターンがイタリアでは体験させていただける。笑
今日はパスタを作っていただけることに😊
パルミジャーノ・レッジャーノチーズを用意していただく。
最初は「あ、パルメザンチーズだ!」と喜んだのだけど、調べてみたところ自分が日本で食べたことのある粉のパルメザンチーズはこのパルメジャーノ・レッジャーノを模写しただけで、ここイタリアでの製造ではなく製法も異なるので、ヨーロッパでもそう呼ばれていない。
このパルミジャーノ・レッジャーノ(parmigiano reggiano)こそがパルメザンの元となった本物チーズということだ。名前はお隣の町のパルマとここレッジョに由来する。
本物のチーズをいただけるってのも贅沢だけど現地で色々体験で学べるってのも贅沢だよ〜。
贅沢だあ〜〜〜!
カットして食べてもワインと合わせて美味い😊
猫は本当にフレンドリーで、ぼくの荷物によってきて膝に乗っかってきたりしていた。野良猫が集められてくる保護施設から引き取った二匹。