HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

レストランを頼りに(レカヴィツェRekavice→ポトコザリェPotkozarje)

昨晩お世話になったレストランで朝からまたご馳走いただいた。サンドイッチとお菓子の餞別までいただき、笑顔で見送っていただいた。

この日もまた、暗くなって泊まる場所探し。小さなログハウスのレストランを見つけて、店員さんに頼むとその横の芝地にテントを張らせてもらえることになった。お茶一杯だけを頼んでずっと作業していようとしたら、後からやってくるお客さんからビールを振る舞ってもらい、晩御飯も振る舞ってもらい、結局、またもやホクホクした夜を過ごさせていただいた。

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「朝起きたらコーヒー飲んでいきなよ」と言ってもらえたのでレストランでゆっくりした。

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朝食もいただいた。力が湧いてくる動物性の食べ物たち。

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昨日からぼくを迎えてくれたナダさん。暇さえあればどんどんかまってくれて色々食べるものや飲み物をいただいた。ありがたかったです🙏

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去り際「Home!」と、家にちゃんと帰るように言われた。まあこんな無茶な旅してる人なんか心配になるよね。とてもあたたかく迎えて暮れてまた一つ素晴らしいローカルな場所を知ることができました。感謝です🙏

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昨日受けたアドバイスを元に、来た道を戻って反対方向から先に進むことにした。

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またバニャ・ルカを通る

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昨日撮った中心部の教会を改めまして、今回は中にも入った。

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教会の前の敷地ではこういう本当に古い時代に使われていた建材らしきものが置かれてた。

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都市ではやっぱり野宿が難しいので離れてのどかな場所を探す。

村っぽい風景を走り抜けていった。

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泊まれる場所を尋ねるため、一つ目に見つけたバー。座っていたお客さんに招かれてコーヒーをご馳走になった。イタリアのベネツィア近くで眼鏡を販売する仕事をしていて、そのためによく行き来しているそうだ。かすかにわかるスペイン語でやりとりして、ぼくの旅を応援してくれた。わずかな時間ながら会えて嬉しかった、

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次にまたしばらく走ると小さなログハウスのレストランを見つけて、キャンプのお願いをすると店のすぐ横でやっても良いということだったので、今日の寝場所をここで確定させて作業に取り掛かった。

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レストランは人の出入りが多くて、出会いの多い場所。やってくる人が「あいつは誰だ?」という話になりそれを店員さんが説明してくれて、ビールを奢ってくれたりする。

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さらには夕食も持ってきてくれた。仔牛のスープにパン。美味しかった。

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また別のお客さんに招かれて今度は作業のてを止め一緒にテーブルを囲む。飲んで食べて、何を言っているのかほとんど分からないけれど、また話している様子を眺めて楽しんだ。

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今回受け入れてくれた店員の方。初めから笑顔を見せてくれる珍しい人だった(ほとんどみんな最初は無表情のため)。

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この日のキャンプ風景。奥に教会。

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自分のやっていることは受け取り方次第で善にも悪にもなりうる行為だといつも思う。助けてもらうため寝場所を尋ねて回り、結果衣食住の全てを分け与えてもらう。迷惑をかけまくって生きながらえているだけ。人によってはそう映るんだと思う。

それを否定することはできないけど、それでも続けることができているのはこの行いの良い部分を信じているから。昨晩のくだらない話とか、見送ってくれる笑顔とか、SNSで友達になることとか、時々メッセージのやりとりをすることとか。その一つ一つが本当の価値なんだと信じる気持ちがしばらく旅する中で納得できるくらいにまで育ってきた。

人は出会うことを喜ぶことができる。

奇妙奇天烈な生き方を選んだ自分はそういう嬉しい出会いを創り続けたい。この不恰好な旅の根っこにはそういう真面目さを持っている。