午前中に昨日ニコラから教えてもらったバニャ・ルカの推しポイントを頼りにちょっとだけ見て回って写真を撮って、午後から出発をするという流れだった。
暗くなる直前に辿り着いたレストランの方に泊まれる場所を尋ねると、レストランのすぐ横にあるチャルダック(Čardak)という、豚肉やヤギ肉を丸焼きにするための小屋にテントを張らせていただけることになった。
その後はずっとカフェで作業をする予定だったけど、予想以上に興味を持っていただいて、地元の人たちが囲むテーブルに招かれ、翻訳機を使ってちょっとだけ話をした。彼らの言葉で交わされる笑い話の様子を眺めるのを楽しんだ。そしてたくさんお茶やコーヒーやビールや食べ物を振る舞っていただいた。楽しかった!
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この日のニコラのシフトは朝6時から14時まで。起きてそのまま仕事に移れるようにぼくにベッドを譲ってくれて自分はソファーベッドで寝ていた。
朝食を用意してくれていた。ありがとう😊
サイドバッグのポケットが裂けてしまっていたのでゆっくり縫った。こういうのは早めの対処が一番楽だ。
それからバニャ・ルカへ。ボスニア・ヘルツェゴビナでは2番目に大きくて、スルプスカ共和国においては事実上の首都になっている都市だそうだ。都会ならではの忙しさを感じた。
街の中心にある教会。
なんの建物かわからない
中央商店街。
ショッピングモール
モスクもある
こちらはまた街の中心部にある古い要塞。
2時間弱くらい回って帰って準備をして、ニコラとお別れの挨拶。「この子日本人の血でも混ざっているのかな?」と思ってしまうくらい気配りの細かい青年だった。英語も流暢でコミュニケーションも自由に取れるしより細かく配慮してくれたと思う。
「今は世界がこんな状況で、自分も中国からやむなく帰ってきているけれど、自転車で旅する君を見てすごくまた海外に行く気持ちが強くなったよ。ありがとう」というようなことを言ってくれた。
これはとても嬉しかった。今のところ、ただ自分の生きている状態を維持することにしか手が回らない。それでもその姿に何かしらのインスパイアを受ける人がいる。それがまたぼくをインスパイアして心の支えになる。
世界のどこかでまた会えそうな気がする😊
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先へ。数時間くらいしか走れないけど行けるところまで。
ちょっと町外れの住宅街。
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暗くなった頃に辿り着いたレストラン。助けを求めに入った。
その時間、女の人がオーナーをやっていて、翻訳された質問を見るなり、難しそうな顔をしたけれど親身に考えてくれて座っていたお客さんとも話し合ってくれた。
「とりあえず座って、何を飲む?」とジェスチャーで伝えてくれて、コーヒーを。そして「食べるか?」とまたまたジェスチャーで尋ねてくれて、ラム肉の出汁が効いたスープを持ってきてくれた。ありがたいです🙏
カジノスペースもある。オーナーさんのいい笑顔も撮れたけど「ダメ」と言われたので後ろ姿だけ。
ちょっとの間停電にもなった。
そしてまた別のお客さんの輪の中に入れてもらった。下ネタ全開のおばかトークや仲間をディスるトークとその表情から、この店がとても良いコミュニティを作っていることを感じた。とても好きな雰囲気だ。良いレストランに偶然辿り着けたなあと思った。
話しながらどんどんみんなの飲み物と一緒に僕の飲み物も運んできていただいた。ビールとかお茶とか、もう宴会気分になってしまった。
晩御飯も食べるか尋ねてもらう。肉はなんでも美味しいなあ😊
この日のキャンプの様子。チャルダックは冬の寒い風をやる過ごせるとても素晴らしい寝場所でした。笑