寒い日だった。
〜写真〜
朝ごはんにスープとパンをいただいた。
そしてボスニアンコーヒー。お味は大体トルココーヒーです。
ハリスと記念撮影
このレストランを創業したハリスのお父さんも歓迎してくれました。
ハリスのお母さんは多分暖炉にくべる枝を集めていた。逞しい。
挨拶をしたら歩き近づいてきて
10マルク(5ユーロ)を投げてくれた。まさに投げ銭。。!
ありがとうございます!(ピンボケ)
最後まで手厚く見送ってもらい、ほくほくして出発。多分今日、首都のサラエボに到達する。
長い上り坂を手押しで進んだ。
途中でアニツァさんからの選別ブレクをいただく。
サイクリストに声をかけたら彼がアルゼンチン、彼女がチリ人だった。詳しい事情を話す時間はなかったけれど、南米は思い入れがあるので嬉しくなる。同じ故郷が遠いもの同士と言う意味でも、なんとなく力をもらえる感じがする。
ブエンビアヘ〜!
サラエボの看板が度々現れるようになってきた。中学の世界史で習った「サラエボ事件」の名前を覚えているくらいの知識だ。
夕方、首都っぽい感じになってきた。
都市の景色になった。電車も路面電車も走っている。
ちょっとスーパーで買い物をした時にポン酢を発見。8マルク(4ユーロ)。買わない。やっぱり輸入物はちょっと高くなるなあ。
一人のおじさんに声をかけられる。単語レベルだけど英語でコミュニケーションが取れる。いつもの自己紹介を終えると「ホテルを探しているのか?」と聞かれて「無料でキャンプができる場所を探してます」と答えると寒いから俺の家に泊まって行って大丈夫だよと言われついていくことに。
途中英語の話せる友達に通訳してもらって明日の朝7時に出発すること、この後は家で晩御飯を食べてゆっくりすることなどを伝えてもらった。ありがたいなあ。。
彼の名前はアシムさん。元スピードスケーター。奥さんもお子さんもいるらしいが現在は別居状態で一人暮らしだという。
寒さを心配してくれてストーブをつけて温かいコーヒーを淹れてくれた。
水を沸かして後からコーヒーの粉を淹れる。カップに注ぐときは最初にスプーンで何杯か入れる。「これがボスニアスタイルだ」と紹介された。ふむ、味は同じでもこんな風にディテールが違うのか。
フルーツもいただいた。
ここサラエボでは84年に開催されたオリンピックが有名だけど、その前の年、83年にはジュニアスピードスケートの世界選手権が開催されたらしく、当時のアシムさんは選手として出場したそうだ。Googleで調べるとフィギュアスケートの大会開催された情報は出てきたけれどスピードスケートは出てこなかった。残念。現在アシムさんはトラックドライバーとして働きながら指導者としても活動しているそうだ。
写真を撮られるときのベストスタイルはサングラスのようだ。
アメリカの選手と交換したユニホーム。お宝物だなこれは。
食料のストックは家になかったのでわざわざスーパーに行ってパンとソーセージと牛乳を用意してくれて、スープも作ってくれた。自分にとっては身体を元気に保つには十分すぎるメニューでありがたかった🙏
寝室にはベッドを用意してくれてそこでゆっくり寝た。
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翌朝の別れ際