HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

スルプスカ共和国へ入国(国境Border→グラブGrab)

旅の予定を確認。

後々、EUシェンゲン圏のどこか(多分スロヴェニア)に入国するのだけれど、ギリシャの滞在を長びかせたせいで(85日間)、シェンゲンビザがあと5日間しかない。EUをどんな風に回るのかはまだ決めていないけれど、たくさんの国を回るにしろ、一つの国をじっくり回るにしろ、まあ90日間は欲しいと思う。なんせこの薄い水色と茶色(青と小豆色は関係ない)の国全部まとめて「あらゆる180日の期間内で最大90日間」しか旅行者としては居られないからね。

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なので、このシェンゲンビザが回復するまで待つ。計算すると少なくとも2022/1/10まではEUシェンゲン圏の外に居る必要がある。今からあとおよそ60日間ほど。その期間をボスニア・ヘルツェゴビナクロアチアで過ごす。

人生通算22カ国目、ボスニア・ヘルツェゴビナに入国。この国は「スルプスカ共和国」と「ボスニアヘルツェゴビナ連邦」の二つの国がある。

↓の地図で見ると赤が「スルプスカ共和国」、青が「ボスニアヘルツェゴビナ連邦」、緑は「ブルチコ行政区」と言って双方に属するそうだ。

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自分は「スルプスカ共和国」から入国した。というわけで看板でも「スルプスカ共和国へようこそ」となっていた。

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スルプスカというのは「セルビア人」という意味で「大体セルビアってことなんだな」という認識で行った。このブログでの表記はとりあえずはどちらの国にいる時も「ボスニア・ヘルツェゴビナ」でカテゴリ分けすることにして、必要を感じたら分けることにする。

90年代までとても殺伐とした歴史が色々あるようだけれど、とりあえずは実際に見たり聴いたりした感触をここに記すことに徹していこうと思う。

はじまりは夜。モンテネグロのゲートを通り過ぎてからボスニアのゲートに行くまでの距離がちょっと長くて、月明かりに照らされた景色が雲に覆われたかのようになっていて、なんだか黄泉の国にでも行こうとしているかのようだった。

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数十分走って、ライトが見えてきて「ああ、やっぱり現世だった」と安堵。

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紋章はボスニアヘルツェゴビナの紋章だ。

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無事に入国した。すぐに寝る場所を発見したい。

国境入ってすぐの村、大きなレストランがあった。国境に近いから旅行者に慣れているのだと思う、そこのオーナーさんは英語で受け答えしてくれた。レストランの敷地が広くて、芝地にテントを張る許可をいただいた。

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充電とWi-Fiも貸してもらって、隣のテーブルのお客さんがコーラを奢ってくれた。ありがとうございます🙏

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テントは昨日早朝未明に結露したまま袋に詰めたので雨にさらされたかのように濡れまくっていた。安全に夜を明かした。

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翌朝。

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