「今日はクレージーウーマンに会いに行くよ」と言われて車で向かったのはカストリアから70kmほど離れたフロリナという町。
ここでジョージさんのたくさんの友人と出会わせてもらった。ジョージさんの友人はやっぱりみんなとてもフレンドリーでオープンマインドでこの珍客を笑顔で迎えてくれた。歴史を教えてくれたり、ご飯をご馳走してくれたり、笑ってこちらを見てくれたり、そういう良い人に囲まれるだけで嬉しいし楽しいし旅して良かったってもんだ。
ジョージさんは一緒にいるといつも誰かと電話して、「今からヤツに会いにいくぞ」という感じで目的地が決まる。ジョージさんはそうやって人と一緒に生きているのだろう。会う人みんなに「今日は特別ゲスト、日本のサムライを連れてきたぜ」という感じで紹介してくれる。そのおかげで自分にも繋がりができる。
誰かと一緒にいる時の自分はいつもろくに質問したり自分の話をしたりせずただ流されるままついていって話を聴いているだけ。しかも聴いたことはちゃんと覚えていない。けれども、知っている顔が増える、ということの価値を言語化できない深いところで硬く信じている。これからもこうやってなんでもなく誰かと会えるチャンスがあればどんどん乗っかっていくんだろうなと思う。
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教会の礼拝に参列した。ここの神父さんはジョージ曰くとてもフランクな素晴らしい人だそうで、教会を開放して映画鑑賞会をしたり、若者の相談に時間外労働で乗ってあげていたり、教会の開放がコロナの外出制限で禁じられている中でも教会の鍵をこっそり自分の車の中に隠して置いておき、お祈りしたい人達がその鍵を借りて自由に出入りできるようにしてあげていたという。そのおかげか、この日の礼拝の席は満席だった。
フロリナへジョージさんの向かう途中の道。NATO軍のレーダーが置いてある施設があるらしく立ち入り禁止。こういう遠くからの写真くらいしか撮れなかなった。
秋の景色だ。
牛
フロリナに到着。とりあえずシナモンコーヒー。
店の前にオリーブツリー。こういうのがギリシャらしさかな
ジョージさんの友人の方。大学教授で、専門は電気だけど、歴史にとても詳しくて30分くらい街を一緒に歩きながらエンドレスな解説を聴かせてもらった(内容はほとんど覚えられなかった)。
続いてはジョージさんが「クレイジーウーマン」と愛称で呼んでいるドクサさん。笑顔見るだけで一発で良い人だと分かった。大学教授で幼児向け絵本が専門だそうだ。ジョージが久々に来るからみんなで会おうという感じになったらしく、二人の娘さんたちと一緒に集まってくれた。
フロリナのレストランで洗練された絶品たちをたらふくいただいた🙏
相変わらず全然喋らず食べるか聴くか。
アヒル可愛かった。
少しだけ近くの山を散歩しているときに
すれ違った若者と立ち話をしてインスタ交換。
帰り道、やっぱり犬に話しかけるジョージ氏であった。
帰ってからさらに別の場所で警備の仕事をしている友人にも会いに行った。その方の奥さんが作ってくれた美味しいアップルパイがこれまたすごく美味しかった。