引き続き作業。
アントニスのお兄さんでいつも写真に出演している五歳児オレスティスの父、ジョージがスウェーデンに向けて出発した。ジョージは夏、クリスマス、イースター以外は基本スウェーデンに滞在して仕事をしている。
ジョージが当てはまるかわからないけど、この半島に暮らす人あるあるとして、西ヨーロッパに出稼ぎに行く人が多い。時々聴かせてもらう所得水準を考えればとても自然な判断だ。人の暮らしのリアルを垣間見させてもらっている気がする。
ジョージはいつもコーヒーをご馳走してくれたりコーヒーブレイクに誘ってくれてとても嬉しいことをやってくれる人だった、結婚式関連でもパーティがある度に花火を打ち上げたり、いろいろ働いてとても頼りになる人だった。ありがとう。気をつけていってらっしゃい
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誰かがたどった成功方を自分にも当てはめたくなる。自分の立っているポイントから見ると、写真家か、ユーチューバーか、大体こうビジネスでお金が入るようになってという感じ。未来設計を確固たるものにしたくなる。誰の目から見ても明らかな結果が出ることにプライオリティを置いているから。
でも、全然違うルートを通っても構わない。突然100万円が降ってくる可能性だってある。0円のまま死ぬほど楽しく旅を続けられる可能性だってある。
誰かを助けることで認められることもあればずっとポンコツのままが逆に救いになる時もある。生き続けることが正解ならば、死ぬこともまた正解となりうる。
みんなに尊敬されることと自分の幸せ、それは必ずしもイコールではない。癒着させてしまっていると苦しい。これが必要だと思っていることは実は必要でない可能性が常にある。
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ファソラダ(インゲン豆のスープ)。音楽みたいな名前だ。柔らかく煮込んであって美味しい。
ジョージに買ってもらった最後のフレッド。
いってらっしゃい
子供って意外と普通(に見える)反応だなあと思う。こういう時。
実はサルマダキャがあまり好きでないアントニス。レモンをつけて自分の好みにして食べる。