ズームで繋ぐオンライン学童、前回のモンテネグロから1ヶ月ぶりの2回目。
旅のことを話すというのは切り口がいろいろで困る。どうやって伝えようか。ぶっちゃけ良い景色を見せるとか美味しい食べ物を紹介するとか、歴史文化の説明をするとか、そういうのは他の発信者がめちゃくちゃ良いものを作っているので、改めて自分がそのあたりを主軸にすることに魅力を感じないし、正確な情報収集が苦手なので良いものができるイメージがない。
届ける相手がいる以上、受け取る方にとって良いものであることは前提だけど、もっと重要なことは発する方が熱を込められることだと思う。
旅する自分が熱を込めていること、それは現地の人と友達になることだと思った。顔の見える、名前のある個人と出会う。これを子供達にも体験してもらえたらどうか。近くにはこのギリシャで出会った友人がいる。彼らにゲスト出演してもらって子供たちと友達になってもらう。
そりゃ子供たちにとっての学校とか身近にいる人のような深い繋がりになんてならないだろうけれど、ほんの少しの間でも笑顔で関わった人の存在が何より尊い贈り物になる。まあ、その尊さはあくまで自分の中のイメージなんだけど、どう客観的に考えても良いものではあるだろうし、ぶっちゃけこれが一番だろ、と信じてやまない。その国の歴史や文化も彼らを通じて感じてもらうことだってできる。
今回はアントニスとエヴァに協力してもらおうと思い立った。前日、オンライン学童出演の話を持ちかけると二人はとても乗り気で、わざわざ自己紹介のための準備をしっかりしてくれた。メカニックのアントニスは自作のラジコン飛行機や子供が乗って運転できるミニチュアの車。エヴァはアクセサリ作りが好きなので作品を用意してくれた。
学童の時間の1時間は自転車で登場、ちょっとだけギリシャの話、そして二人に登場してもらってお互いに質問タイムにしてもらった。朝ごはんは何を食べているの?、とか、何が好きなの?とかそんな小さなやりとりだけど、アントニスとエヴァは全力で楽しんでくれているのがとてもよく伝わってきた。
何を話すか、ということも大事だろうだけど、その会話の中で、結局最後はこの出会えたことを喜ぶ笑顔が心に残るんじゃないかと思う。アントニスとエヴァはそういう笑顔を子供たちに向けてくれたと思う。子供たちにどう受け取られたかはわからないけれど、自分の感想はそんな感じ。出演してくれた二人には本当に感謝です。
こういう人たちとの出会いの入り口を作るために旅するというのもまた良いなあと思う。
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家の前にパソコン。スマホのテザリングでネットに繋いでスタート。家の右にあるガレージを取り抜けていくとアントニスとエヴァが待ってる庭へ。
庭ではいろいろアイテムを準備していてくれた。
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お昼ご飯はムサカ😊
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昨日知り合った大学教授のジョージさんのお誘いで、修道院を見に行ったり、湖で泳いだりしてきた。ジョージさんの車で二人でお出かけ。なんでも陽気に話してくれるジョージさんは一緒にいてなんだか楽な人だった。
修道院到着、が、営業(?)していなくて入れなかった。
仕方がないので裏手に回る。滝があるという。
亀
ここは昔の修道士が暮らしていた洞穴だという。
この穴の中に住んでいたそうで、中は真っ暗の岩だけの空間。夏は涼しく冬は暖かいそうで、そうかあほらあなでも生きていけるんだなあと、自分の中のサバイバルの世界が広がった。
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下山して
泳いだ湖。冷たくて気持ちよかった。近所にあったら毎日行くなこれ。
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夜はアントニスのお兄さんジョージの奥さんエリナのお母さんの(このくらいの距離感でも同席する)誕生日パーティに招いてもらった。
誕生日プレゼントのエプロン。良いなこれ。
ジョージが花火を打ち上げる。すげえ。