HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

新しいカメラを託していただいた(Thessaloniki Θεσσαλονίκη〜Makrochori Μακροχώρι)

テッサロニキで古くなったタイヤを交換。チューブを新しく買って、カメラの修理センターに行って用事を済ませて、いよいよカメラを預かってくれている友人の家に。夕方に到着。カメラとご対面することができた。

これにて7/15にモンテネグロで始まった騒動は2週間ほどかけて終結した。たくさん投げ銭をいただけたおかげで金銭的にものすごく困窮するでもなく、無事カメラを手にすることができた。これで約束を果たすことができる。安堵とはまさにこのことだ、というくらいお腹の力が抜けて安心した。

1年ぶりに再会した友人はぼくが滞在するための部屋を用意していてくれていた。「このドアに札を下げて"Hiro"って感じだよ」と言ってくれた。

一年前と変わらず、というかそれ以上にあたたかく迎えていただき、ゆっくり休ませていただいた。

カメラのこと。

今回送っていただいたのは【カメラ×2、バッテリー×2、充電器、三脚、SDカード×2、カードケース、レンズクロス、レンズペン、腰に装着できる小物入れ、レンズ×4(40mm f2.8、50mm f1.8、24-105mm f4、70-200mm f2.8)】

f:id:tajimax-tj:20210908181807j:plain

この中でもともと自分のものだったのはカメラ本体1台と充電器とレンズだけ。あとは全部、送り主さんのものを贈っていただいた。これにはもう、本当にぶったまげてしまった。

特に、カメラ本体。これは送り主の方が愛用していたもの。ぼくが使っていたカメラの最新モデル。状態はほぼ新品。「無期限貸出」だけど「自分のものだと思って使ってください」とメッセージをいただいた。

三脚。自分が送って貰うつもりだった三脚は携帯するにはとても重かった(3.5kg)。それを心配してくれて、ご自身の軽い三脚(1.5kg)を代わりに送ってくださった。

SDカードは結婚式で大量に撮影するから新しく買わないといけなかったけど、この送っていただいた64GBの大容量カード2つのおかげでで本番に臨める状態になった。

カードケースやレンズ清掃のためのレンズクロス、レンズペン、それらをしまって腰にぶら下げておける小物入れポーチ、撮影中にレンズを交換したり汚れてしまったレンズを磨くのにとても重宝する。細かいけれど、あるなしでは撮影する時間の質に大きな差ができる重要アイテム。

カメラという特大のものからきめ細かな装備まで、まるでぼくの状態を全て把握してそれを補ってくれているかのような贈り物を送っていただいた。

手紙を同封できないので手紙を書いてそれを写真に撮って送っていただいてあたたかい気持ちも受け取った。

全てが本当に嬉しいけど、途方もなさすぎて、喜び通り越して申し訳なさがのしかかってくるというか、プレッシャーがかかるというか。「これからどうしようか」と思ったのが正直なところだった。

もともと送って貰う予定だったぼくのカメラ2台は5年くらいの間荒っぽく使っていたカメラだからそう遠くないうちに壊れてしまう。新しいカメラを買うにしても何十万というお金は簡単に集まる気はしない。だから今回の結婚式の撮影の約束を果たしたらそれでもうカメラの出番はほぼお終いだと思っていた。

けど、こうして新しいカメラを送っていただいた。今回の撮影ができるのはもちろん、これからの旅でも末長く活躍してくれそうだ。

これは神様とか宇宙の流れとかそういう大きな何が「撮れ」と伝えてきているように思えた。

感謝。こうして手を差し伸べてもらったことは心の中の一番大切なところにしまわれていく。

f:id:tajimax-tj:20210908181832j:plain

無事にキャンプ完了。すぐそこの海辺に地元の人たちがわいわい賑わっていた。おじいちゃんおばあちゃん憩いの場という感じ。

f:id:tajimax-tj:20210902002721j:plain

昨日からパンクが多いと思ったらもうタイヤの内側に亀裂が入っていてそこからチューブに穴が空いているらしかった。

さらにチューブそのものももう限界。今まで4本を回して使っていたけど全部5〜10箇所パンク修理した。以前修理したところからまた空気が出てきてしまってもうこれ以上修理しても使えない。

パンクしたまま自転車を押す。ちょっと荷台を持ち上げて腕がめちゃくちゃ疲れながらノロノロ進んだ。

マップで調べた自転車屋に到着する前に小さな自転車屋を発見。体力が限界だったのでここにお願いした。

タイヤはちょっと古めのタイヤを譲ってもらって新しいチューブは2本を購入。パンク修理用のボンドも譲ってもらった。それと交換を考えていたチューブレスタイヤは高いことを教えてもらった。自転車屋さんはとても淡々と仕事をこなす感じだけれど協力的でとてもいい人だった。

f:id:tajimax-tj:20210902030715j:plain

カメラ修理センターに。ここまで使ってきたカメラをどうするか考える。カメラ屋曰く30ユーロが点検料、レンズは少なくとも60ユーロかかる。カメラの方は直してもらうとなるときっともっと高い。新しいカメラを迎える自分に、これを直してもらってさらに持っていく価値があるか悩みどころ。一旦保留にして友人の家に向かうことにした。

めちゃくちゃ暑い。40度。いかれてる。

f:id:tajimax-tj:20210902030806j:plain

自転車で走行70km。

自分にとって楽しめる距離というものがあるなあと。ずっと走るばかりじゃない、ゆっくり歩いてホクホク笑いながら進める距離はせいぜい40kmくらいかな。今はどこでもキャンプをする自信があるから、これがいいだろうな。

懐かしのマクロホリに到着。

f:id:tajimax-tj:20210902030816j:plain

最初に出会った教会だ。この裏手に友人の家がある。

f:id:tajimax-tj:20210902030822j:plain

アントニス、エヴァ、お母さんのマリアさんと再会。アントニスはぼくが泊まるための部屋を作ってくれていた。

f:id:tajimax-tj:20210902030827j:plain

カメラとご対面

f:id:tajimax-tj:20210902030831j:plainf:id:tajimax-tj:20210902030836j:plain

結婚式のことをいろいろ聞いた。自主PCRテストを受けて陰性だった。

ギロを二つ、近所の木から採れたといういちじくもご馳走になった。美味しかった😊

(ここから一眼レフの写真)

f:id:tajimax-tj:20210908183856j:plain

f:id:tajimax-tj:20210902030730j:plain

f:id:tajimax-tj:20210902030841j:plain