泊まった森の中で深い呼吸の時間をとってからゆっくり準備。スマホとパソコンのバッテリーもパワーバンクも無くなっているので写真の撮りようもない。今まで日々必ずなくなる前にカフェに立ち寄って作業をしていたけれどここのところはそういう動きはしていない。荷物がなくなったようで清々しく感じる。
お菓子(というか小麦かな)について良い悪いの区別が身体でできるようになったと思う。ちょっとだけ。安そうなビスケットをアテネで拾って(袋は完全未開封だから大丈夫だと思う)非常食にしていたのだけど、どうも鼻炎っぽくなる。昨日カタリーナからもらったお菓子もまた小麦を主としたものだけど、多分良いお店のものだから身体はなんともない。オーケー、あの手の安いお菓子は食べなければ良いわけね。こんな風に身体の声に耳をそばだてて取捨選択して行ってみるよ。
途中のカフェで3時間くらい充電。さらに進んでこれまた大規模な農場の細道を走り抜ける。巨大な機械が所々に見えて、やっぱりアルバニアとかで見てきたような手作業でやっている農家とは違う。農業という感じ。こうやって農薬とかばあ〜っと撒かれていくんやろうなあ〜。
呼吸をベースに呼吸をベースに、練習は続く。
この日は暗くなったタイミングで辿り着いた小さな町のカフェの少年に教えてもらい、サッカースタジアムへ。広くて芝が整っていて、人が頻繁に来そうな気がしたけれど全然大丈夫だった。
ホースと水がロッカールーム付近に備え付けられていてシャワーを浴びることもできた。気持ちいい。夏は汗をかきやすいけれど身体を洗いやすいから良いなあ。
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この日はよく差し入れをいただけた日だった。
車ですれ違う農家さんらしき人から甘夏っぽいみかん。
別のタイミングで冷えた甘いレモンティー。
途中休憩がしたくなってバス停を発見し、自転車を置いて深呼吸しようとすると
あれ?
ベンチの上になんか食べ物が置いてある。しかも微妙に温かい。
中身は
わあ〜〜〜〜〜美味しそ〜〜〜〜〜!!
あたりを10回くらい見回したけれど誰もいない。きっとこれは忘れ去られし哀れな子。本来は食べられるために存在するのにこんなところに放置された可哀想な子。救いの手を差し伸べずにはいられない。
食べる。毒の気配はない。
一気に食べるうまい〜〜〜!!!!
天からも差し入れをいただけた、と思っておこう。
キャンプしたサッカー場。