Пошћење(ポシュジェリェ)という場所にいるのだけれど、この看板を見た時、デイヴィッドが「nowhere」みたいだと言っていた。
『nowhere=どこでもない』
これを分解すると
『now=いま、nere=ここ』
となる。
『いま、ここ』は『どこでもない』
『いま、ここ』がどこでもない。
自分は『いま、ここ』に居たくて、そこに立つことを目指していたけれど、
それはおそらくどこでもないもの。
自分で決めたその場所が『いま、ここ』
この一語の中に詰まった矛盾からそんなイメージを受け取ってとてもワクワクした。
今なんだけど過去でもあり未来でもある。
ここなんだけど、どこか遠い場所のようでもある。
わたしなんだけどあなたでもある
あなたなんだけどわたしでもある
普段は言葉に出さないけれど、心の根底でぼくはこんなことをいつも考えている。
矛盾の中に本質があるような気がしてならない。
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今日は日曜日。アナとデイヴィッドは毎週日曜日を完全休養日としていて、インターネットを完全に絶ち、時に二人で、時に別々に、それぞれゆっくりした時間を過ごす。いいねそれ。
ぼくはデイヴィッドに誘われ、ウジャイ呼吸に合わせて体を動かしながら瞑想した。やっぱりこれは良い。昨日カメラが壊れたから、普通だったらオドオドしていたと思うけれど、きっと彼らと一緒にいるからすごく穏やかでいられるんだ。
彼らに頼んでもう数日間、彼らの家に泊まらせてもらうことにした。溜まっていたブログの更新作業に手をつけるのに安定して過ごせる場所が欲しかったのもあるけれど、何より大きいのは彼らとと一緒に過ごせるのはとても良い機会だと思ったから。
特に今この時。
カメラが壊れたことはなんだかんだで大きな変化。そのタイミングで、生き方の参考になるひとと一緒に過ごせる。ゆっくりとした時間の中で自分のこれからの歩み方をイメージした。
形あるものはいつか失くなる。どんな優れた機材を持っていたって常に失う可能性がつきまとう。失ってもまた買うとか直すとか、いろいろな手立てはあって、そのどれを選ぶも正解は全て己次第だけれど、自分はそれを踏まえてもなお、所有する物をできるだけ最小限にして、身軽に、命一つでどんなことができるのかを考えたい。そのヒントは目の前の友達が示してくれているように感じた。
〜〜〜〜〜
アナとデイヴィッドの借家の庭。デイヴィッドは野菜の世話をしている。
二人でウジャイ呼吸に乗ってムービングメディテーション。
「Welcome to my office😃」お庭の日陰で作業。
彼は自らの旅の中で止まる時間の大切さを理解している。ゆっくり休んだり、受け取った何かを書き記したり。故にぼくの事情も共感してわかってくれていた。
デイヴィッドには書籍の出版の話が舞い込んできているそうだ。ヨガ繋がりで知り合った出版社の友人からのお誘いだという。日々ノートに手書きでメモしている文字を打ち込んでいた。時々何もせずに思いついたことをゆっくり手で書くのが好きなんだとワクワクしてるような笑顔で言っていた。
愛犬のステファニー以外にも二匹の子猫も家族だ。
新しいものに興味津々。
夕飯の準備。アナもめちゃくちゃ美味しい料理を作る。ちなみにアナは洗い物が好きだという。食べ終わった食器を洗おうとしたらデイヴィッドに全力に止められてこのことを伝えられた。「Strange(変だよね)」と小声で言ってた。笑
お庭に集って食べる。
いやあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜やばい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
幸せ😂
名前とかわからないけれどとりあえず全て美味しい😊
そして見ての通りのヴィーガンスタイル。身体への負担が軽い。