HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

雷雨、カメラ逝く(ポシュジェリェПошћење↔︎ボボトフ・ククБоботов Кук)

昨日出会ったイギリス人の旅人であり、ヨガを教えているアナとデイヴィッドのヨガのオープンクラスを体験させてもらった。茂みを抜けたところにある川の近くの草原。ノートパソコンを置いてその前に座るための布を広げる。zoomに映し出された生徒さんはスペイン、ギリシャ、アフリカから、みんな二人と親しい間柄。そしてイギリスからデイヴィッドのお母さんも参加されてた。

デイヴィッドからはウジャイ呼吸を教わった。呼吸の先導によって身体をゆっくり動かす。1時間くらい。このゆっくりとした静かな時間で気づいた。エネルギー全体で捉えての話、自分の普段の動きは普段、とても速い。あと、高い。有り体に言うと地に足がついてない。このわたしという生命体がもともと持っているリズム、それよりもずっと速く高く動かそうとしていて、アンバランスさを感じた。ここで二人と一緒に行ったヨガの動きはそのアンバランスさを整えるのにとても有効だと思った。

オープンヨガクラスのあとはディヴィッドと二人で一緒にハイキング。このあたりの景勝地になっている山へ向かう。これがまたすごく気持ちのいい景色。遠くの山を眺めながら森を抜けた。途中たくさん生えていたワイルドガーリックを摘んで、野苺を食べて、キノコを発見した。デイヴィッドのこれまでの旅の話をたくさん聴かせてもらいながら歩いた。(デイヴィッドの旅のブログもあるよ

途中、雷雨に襲われて、雨が冷たくて寒くなって。隠れる場所なんてないから歩き続ける。「寒いとかそういう辛い感覚も、というのも自分の思い込みから来てるんだ」とデイヴィッドは言っていたけれどそれでもやっぱりちょっとキツそうだった。二人で耐え凌いぐハイキングはなかなか骨太で面白かった。

雷雨の間、ずっとカメラをビニール袋に入れていたのだけれど、ビニール袋が古かった。雷雨の対策を十分にしてこなかった。雨が上がってまた撮影しようとすると、もうカメラは動かなくなっていた。旅を初めてちょうど一年ほど。カメラはついに壊れてしまったのだ。

すごく大きな大きな損失だった。

ショックが大きい

かというと、そういうわけでもなく

なんだか妙に心地よかった。

「あ、写真撮らなくていいんだ」と思って楽になった気すらした。

写真を撮って発信する、これまでの旅のやり方にはどこかおかしさを感じていた。自分の命の本来のリズムとか呼吸を逸脱してやり続けているような感じ。

これはそれを改める良い機会なのかもしれない。

ハイキングの後、デイヴィッドは借家に案内してくれて、夕飯を振る舞ってくれて、なんなら空いてる部屋に泊まって行きなよと言ってくれたので甘えさせてもらうことにした。

二人と一緒に過ごした時間の素晴らしさと、カメラの故障という大きな出来事のダブルパンチ。盛りだくさんだけれど、ゆっくり呼吸をして落ち着いた。

〜〜〜〜〜

朝、迎えに来たアナとデイヴィッドの車の後部座席に乗る。この車はルクセンブルグで友人から譲り受けたものだという。恵比寿さんらしき人形が置いてある。

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ステファニーも一緒。

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川に全裸で入水。蟹座のデイヴィッドは水で元気になれるそうだ。

「Happy Crab♪」と両手のハサミと口で歌う。嬉しそう😊

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Wi-Fiを利用してこんなところからオープンヨガクラスをお届け。すげえ〜😊

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集まった生徒さんは5人くらい。みんな家の中だったけれど、そういう人たちにこの自然の景色ごとお届けするスタイルって良いなあ〜😊

クラスを終えて再び川へ。川底に沈殿している泥も気持ち良い😊

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みんなで身体中に塗って原人ごっこをして遊んだ😃

 

こうして毎日のように川に入っていて、それがとても心身の健康に良いんだとか。

ヨガを教えつつ、ナチュラルリビングも伝えていきたいことのテーマだという。

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アナは家に残ってデイヴィッドと二人でハイキングに出発。

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デイヴィッドが地元の人を見つけるなり挨拶すると、地元の人にお茶に誘われてお邪魔することに。お酒を勧められるけれどデイヴィッドはお酒は飲まない。彼に倣って寛久もお酒は飲まない。

かなりセルビア語の会話が理解できるデイヴィッド

「だってほら、旅してる時って大体話すことが基本同じだから雰囲気でわかるよ」

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まあ確かに、でも俺はまだ分からないなあ。笑

デイヴィッドは自分が作ったパンを村の人に振る舞った。

え?パン!?作るの!?

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めちゃくちゃうまそ〜〜〜〜〜〜!

食べさせてもらったら

めちゃくちゃうまい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

 

ハイキング開始。

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野苺ゲット😊

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ワイルドガーリック。食べてみるとそのままでうまい😊

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これをランチと夕飯に使おう、と一緒に集める。

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今度はでっかいキノコを発見。

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これも処理をすれば食べられるそうだ。獲らなかったけれど。

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花畑の不思議な道を抜けていく。

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歩きながら話したこと。

デイヴィッドはギリシャやトルコ、中央アジアを歩いて旅した。デイヴィッドの旅のテーマの一つに料理がある。彼は各地の地元の人々を訪問し、その土地の手料理を教わったそうだ。デイヴィッドは子供の頃から料理が大好きでずっと研究を続けている筋金入りのシェフ。彼の旅ブログのタイトルからも、彼にとって食べ物がテーマであることが伝わってきた。

「食べ物は人との良い繋がりを作ってくれるよ。どの国の人も食べ物のことになるととても他誇らしそうにいろいろと教えてくれるんだ」

 

雷雨。雨対策をしてこなかったので完全に打たれる。

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ここからスマホ写真。

この花はお茶に使う。オレガノみたいな香りがして美味しそう。

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デイヴィッドに歩いている時にどんなことを考えるのかと尋ねると、彼がチベットで約1ヶ月間歩き続ける修行をした時の話をしてくれた。チベットの僧侶と一緒にヒマラヤを歩き抜けるその期間、彼はリーダーである僧侶から何も言葉も言われず、頭を指差してその中をどこかに放り投げろみたいなジェスチャーだけ送られたそうだ。

デイヴィッドは僧侶から「ただ、いま、ここに居ろ」と諭されたのだと受け取ったのだそうだ。

1時間くらいして、雨が止んできた。

雨に濡れたのと標高の高さで割と寒かったけれど、本当に気持ちの良い道だった😊

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お昼ご飯タイム。全部デイヴィッドが用意してくれた。

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パンにまたガーリックの味が聞いたちょっと辛めのスパイスにギリシャのフムスという、ひよこ豆のペーストにニンニクやごまやレモンを加えたソースをのせて食べた。幸せだった😂

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山を眺めながら食べる。気持ち良い😊

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雨上がりに差す光って気持ちいいよね😊

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ハイキングが終わるポイントでアナに車で迎えに来てもらって帰宅した。

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夕飯。パイはアナのスペシャル。煮込んだ野菜の中に今日採ってきたワイルドガーリックがたくさん。

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とんでもなかった、、やばかった。。激震だった。

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が、どんなに「美味い」と喜びを伝えても涼しい顔の二人。それどころか改善点を二人で話し合っている。洗練された料理はこうして出来上がっていくのだろうね。