19日ぶりに走り始めた。向かう先はちょっとしたご縁で知ったイベント。
この日は何か大きなイベントがあったわけでも、すごい景色を見たわけでもなく、ただ久々に走る感じを確かめながら、ちょっとした上り坂も歩いたりしながら、ゆっくりと進んでいった。
写真も、自転車に乗りながら撮っただけで、キラッとしたものが収まったわけでもない。
こういう時、
「何か面白いことは」とか、
「いい写真は」とか見栄えの良いネタを探したくなる。
でも、この日は急に思った。
神様に捧げるために歩く。
「かみさまー、おれ歩いてますよー、今日も元気ですよー」
ぼくね、神様は我が心と身体を持久力特化型に創ったと思ってるんです。
徒競走とか球技はてんでダメだった。
でもマラソンならそれなりにイケた。
頭は対して回らず出せる言葉も少ないけれど
黙々と単純作業を続けることはけっこうできる。
歩くことはそういう自分にすごくフィットしていた。
いま、こうして、こんな風に歩けることって
目に見える現象、目に見えない流れ
いろんな巡り合わせが噛み合った奇跡。
歩くことはきっと人様からは地味に見えることだろう。
自分自身、地味に感じることはよくある。
けれど、それでも、ふつふつと、楽しい。
終わりがない奥深い楽しさや喜びが延々と続いている感じ
ただ楽しんでいる。他に何の理由もなく。
「あなたからいただいたこの命を、存分に楽しんでおります😆」
そんな魂胆でいることは神様への捧げ物である。
歩いただけでは
人様に笑ってもらったり
感心してもらえるような出来事や発見は生まれないかもしれない。
それでも、神様はぼくを見ておられる。
歩きは祈り。
88km走行。足は疲れたけれど良かった😊
スコピエを走り出す。
街から抜ける
すぐに畑になる。
高速道路に乗った。北マケドニアも高速道を自転車で走れる。
道路から横を見たときに伸びていた道。
高速道路上でも直売所をやっている人がちらほら。
料金所は普通にスルーしていきます。
別の県に入ったようです。
こんな感じで村がぽつりぽつりと現れます。
自転車と自分の写る写真を撮っておく。
マザーテレサという名前の道路です。
遠くの山のふもとに村が見える。
馬を連れて歩いている人
これは売り地なのか空き地なのか管理人の番号らしき札
小さな集落
以前エクレムアービーに連れて行ってもらったマブロヴォの入り口に来た。入らないでそのまま真っ直ぐ進む。
暗くなってきたので夜を明かす場所に辿り着きたい。
が、いつも頼りにしている道路脇のレストランやガソリンスタンドが見えてこない。ただ上り坂が続く。
暗くなってしまう。ミスったかなあ。
プリレプでキロさんにもらった蛍光ベストをはおった。
きっと事故率大幅ダウン。安心感が違う。
ほぼ真っ暗になっても歩き続けて、灯りを発見!希望の灯りだあ。。
スタッフの人に相談するとお店の裏手にテントを置かせてもらえることになった。
写真右が裏手。
標高がちょっと高めなので季節のわりに意外と寒い。
安定のガソリンスタンド。安全に夜を過ごすことができた。