HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

み、水を、発見、しました(キチェヴォ Кичево〜ガリ Гари)

 

昨晩寝てたティピテント。他のみんなは朝9時くらいになってもほとんど眠っていた。

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挨拶を交わす人も特にいないので一人昨日来た道を引き返す。一人でゆっくり歩くならすごく気持ちいい道だなと思う。

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微妙に道がぬかるんでたりする。油断して道の端っこを踏んでしまってコケた。

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危ない危ない、油断すると崖から落ちる。

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川の流れるところに到着。

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コーヒーを沸かす。

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昨日自転車を置いたところまでたどり着いた。

そこにはまた別の参加者の人がたむろしていたので少し話を始める。

イギリスからやってきた彼は挨拶をすると早速彼の考案した瞑想法を教えてくれた。

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地面にあぐらをかいて座って、限界まで首を上に向ける。息を限界まで吸って、両頬に空気を限界まで入れる。ほっぺたが限界までふくらむ。両腕は限界まで内旋させて膝の上に乗せつつ伸ばす。この体勢で息をとめて30秒。脳が活性化するらしい。

うむ、わかったような、わからないような。

ちなみに、寛久が初めて教えた人らしい。笑

理系の学生をやっていたこともあって数字で世界の真理を語ってくれたがほとんど覚えていない。笑

指の関節の数が12で、指は親指を繋げると9になって、、それらの数が何やらとても意味があるとか何とか。

洒落た瓶を取り出してきた。中には水が入っている。ブルガリアの山でとれた何やら電力?波動?を出している石を入れていて、ミネラルが豊富らしい。

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飲ませてもらった。うん、美味しい水だ😊←

発酵食品の素晴らしさにも目覚めているそうで、彼自作の発酵食品を食べさせてもらった。

f:id:tajimax-tj:20210618051413j:plain納豆みたいにねばねばして酸っぱい味、玉ねぎやナッツが入ってて、美味しかった😊

レシピを教えてもらえるとのことだったので連絡先を教えてもらった。おらにも作れるかなあ。

 

また別の男性(右)は国籍を尋ねると「私は地球の子だよ」という感じの返答だった。

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「や、うん、そりゃ僕もそう思いますけど、一応物理的にもどこで発生したか知りたくなっちゃうんですよ」と思ったけれど、説明が野暮ったく感じたのでそのまま受け取ることにした。

いらないものをたくさん持っていたようで、たくさんの衣類を見せてもらった。ちょうどサンダルが欲しかったのでいただくことにした。

が、30cm(寛久26.5cm)だったので先の方をハサミで切った。笑

 

出発しようとするとやたらと引き止められる。このレインボーギャザリングは人生が変わるほど素晴らしい場所だからもっと滞在して行くことを強く進められる。

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そうだなあ。そうだと思うよ。

きっと日頃この旅の様子を見てくれている人の中にも心惹かれる人が多いだろうね。

写真がなくても丁寧に言葉でリポートすれば喜ばれそうだね。

でも、今の今、自分は進みたかった。

何だろう、自然とか原始的な生活とか持続可能な暮らしとかヴィーガンとかまあいろいろそういうアレが素晴らしいものだということはわかっているつもりだけれど

自分という生命体のナチュラルを突き詰めたらもう歩き続けることだけだと思うんだ。

歩いて歩いていろんな人や景色と風のように触れて、なおも歩いていく。

それを実践したくてしょうがない感じ。今は進みたい。

 

ちょうど食事が出来上がったところだったのでその食事を囲んで歌を歌った。

それからいろいろなものへの感謝を言葉にする。

自然に感謝、雲に感謝、ハエに感謝、数字に感謝。

思いつくまま感謝する。ただ声を出す。3人の声が重なった。

 

自分は声を自由に出すのはシンプルに気持ちいいなあと思っていた。

普通に生きているとあまり人に見られないように声を出さない方へ出さない方へと行ってしまう。すると、全体的に窮屈になる。顔も体も心も。出そう。声。

 

食事は食べずに出発すると伝えると、出来上がった食べ物を瓶に入れて持たせてくれた。彼らがとても素晴らしい人だということは十分に感じている。

いずれどこかでまたしっかりと交わる時が来ると思う🙏

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ここから先はまだ行ったことのない国を目指す。

北マケドニアの周りは全てもう訪問した国ばかり。

なので、ここから近いアルバニアにもう一度入国してモンテネグロを目指すことにする。だいたいこんなルートをイメージした。

出発した時にはもう午後2時を回っていた。

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アルバニアに入る前に一山超えることは地図から予想できていた。

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緩やかに上り坂。

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上り坂はだんだん険しくなってくる。全部手押し。

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ある程度進んで、折り返して、を繰り返す。

道は凸凹なので自転車へのダメージを気にしながらゆっくり進んだ。

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いやあ、辛い。何度も立ち止まる。

40kg近い物体を押しながら歩くってなかなかしんどい。汗だく。

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夜までに次の町にたどり着くことはできないと確信する。

あたりを見回すとどこかしらでキャンプできそうなスペースはある。

が、水がない。

飲水としてはもちろん、食べ物もパスタしかないので水がなければ食べられない。

どうしよう。引き返そうか、いや、すでに2時間近く歩いていて、引き返したくはない感じがする。

理想はこの道の途中どこかで給水場があること。

今までの経験的にどこかしらで流れている可能性が高い。

よし、続行。

水を発見したらその近くでキャンプ。

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なかなか高いところまで来た。

あんなところにある村ってどんな感じなんだろう。

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自然ばかりの中に人の手が加わった何かを発見すると何だか安心する。

次に到着する町の名前が書かれた看板。

一応ちゃんと正しい道を選んでいるみたいだ。

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こういうぬかるみがちょいちょい現れる。

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地図で確認したよりもかなりタフな山道だった。

地図を見る限りでは900mの高さを登ったらしい。

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気持ちのいい道のはずだけれど自分の目と耳は給水場を発見することだけに集中していた。なんとかこの日を凌ぐ。

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20:15ごろ。日が、落ちていく。。

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これは闇夜をも進まないといけないかな。。

と覚悟し始めたところで

川の流れる音が聞こえてきた。

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あったーーーーーーーー!!!!!水だーーーーーーーーー!!!!!

組んでみたところちょっと細かい葉っぱとかが混ざっていたけれど飲んでみた感じ味は問題なし。多分飲み過ぎなければ大丈夫。

というか、普段飲み慣れている水の方が不純物とか取り除きすぎでおかしいんじゃかろうか。

本来はこのくらいの水を飲むのが普通なんじゃなかろうか。

意味があるのかないのか分からぬ正当化を済ませ、ペットボトルに水を組んだ。

ちょうど近くにはいい感じの芝地があったのでそこにテントを張る。

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道端だけれどここまで交通量は皆無だったので安眠出来ると思う。

パスタと、昼間にいただいた選別の野菜スープを食べて満たされた😊

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涼しかった。夜遅くに車が一台だけ通っただけであとは川の音を聴きながらキャンプした。

星がよく見える。

疲れているので撮るのはなかなかめんどくさいが滅多にない機会。

三脚がないなりに頑張って写真を撮ってみる。

流れ星をキャッチ😃(写真左上)

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反対側から見るとこんな感じ。

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山はやっぱり油断しちゃいけないけれど、やっぱり都会のレストランとか空き地でするキャンプとは別格の気持ち良さがあるなあ。

X+32km移動。

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