HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

世界中に家を建てなさい(ビトラ Битола〜プリレプ Прилеп)

パラグライダーの大会、アルバニア・オープンで知り合ったキロさんは大会のジャッジを務めていた。大会の参加者及び関係者の中ではもう彼のことを知らない人はいないという感じのベテランパイロットだ。

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大会後の交流会でぼくが特に誰とも深い仲でもなく、恐る恐るウロウロしながら写真を撮っているとき、キロさんは肩を組んできて、ワイワイしているセルビアモンテネグロの選手たちのテーブルまで連れてきてくれて「お前も一緒に飲め」という感じで仲良くなってくれた人だ。

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「次マケドニアにいくんですよ」と伝えると「プリレプにきたら連絡しなさい」と言ってくれたのでプリレプに向かっていた(こんな風に目的地が決まることが多い)。

この日、プリレプに到着。キロさんと合流した。

キロさんがホステルを予約してくれて3泊、プリレプに滞在させていただけることになった。

この日はちょうどキロさんの名前の記念日(正教会では誕生日の他に名前に関する記念日があるそうだ)なので、そのために家族や友人が集まる夕食会に招いてもらって美味しい料理をお腹いっぱいいただいた。ああ、幸せだった。。

キロさんはプリレプの街でカフェやレストランを最初にオープンしたそうで今は作業服をはじめとした布製品を作る工場のオーナーをやっているそうだ。仕事以外でもパラグライダーのパイロットやモーターバイクレースなんかもやるそうだ。新しいことに挑戦するのが好きだと言っていた。

キロさんを入り口に新しい繋がりもできた。ドイツに住むキロさんのご家族は明るく笑っていろいろと教えてくれて、「ドイツにきたら連絡してよ」と言ってくれたし、キロさんの息子さんたちは多才ですごかったな。生きることを楽しんでいる感じの人たちに囲まれてとても良い影響をもらえたと思う😊

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長々作業。ガススタンドで作業中に飲み水を汲もうとスタッフに尋ねたけれど、水道で汲めない。。と、いうところに売り物のお水を持ってきてもらって思わず撮った。ありがたいです。

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プリレプまで走る。天気が良い。農場を眺めながら。

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暑い。結構汗をかく。

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道路からプリレプの全体が見えた。見た目かっこいいなあ。

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町に入っていく。

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中心部のカフェでWi-Fiを借りてキロさんに連絡。

すぐに車で迎えにきてくれた。アルバニア以来。違う場所で会えるの面白いなあ。f:id:tajimax-tj:20210527015951j:plain

キロさんと一緒に、泊まらせてもらえるホステルに移動して荷物を置いた。

3泊させてもらえることになった😊

夕食会には途中からお邪魔。

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こんな人たちとご一緒させていただきました😊

みんな笑顔で歓迎してくれたありがたいです😊

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家族親戚だけでなくご近所さんたちも一緒

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マケドニアの中でも特にプリレプ特産のチーズや肉をいただけた😊

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塩につけて干した豚肉。3週間かけて解禁。

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びっくらこいて撮らせてもらった。

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お酒に合いそうなお味でした😊 

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息子さんがコンピュータで造形を制作して 

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3Dコピー機

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こんなフィギュアを作ったりしている。

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自分で演奏して編曲したりもしている。
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自分の青年時代からは全く想像できない多才さだ。こういういろいろな特技はキロさんが教えるでもなく、自然と身につけて行ったそうだ。

なんかこう、家族って生き方は似るなあとほんのり思った。

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夜にまたキロさんに街に連れ出してもらった。

プリレプの中心、時計塔

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キロさんの行きつけのカフェ。

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キロさんと歩いているといろいろキロさんの友人に会える。プリレプの有名人。

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マケドニアでビール初体験😊

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キロさんはお気に入りの例え話を聴かせてくれた。

資産家の父親が息子に財産や土地を与えそれを元手に商売を広げるように伝えた。そして「世界中に家を建てなさい」と伝えた、息子は言われた通り、商売を拡大させて本当にたくさんの場所に自分の家を建てた。

それから息子の様子を見に来た父親は「世界中に家を建てなさい」と伝えたのはそういう意味ではないと息子を諭す。

良い人間関係を築くことが出来れば、その人はお前を家族の一員のように迎えてくれてその人の家がお前の家のようになる。

「世界中に家を建てなさい」というのは良い人間関係をたくさんの人と築いていけという意味だったんですね。

全くその通り。自分も人との繋がりで「家」が増えて行っている気がする(このたとえ話では「流石にもうちょっと噛み砕いて息子に伝えようよお父さん」と思ったけれど。笑)。

キロさんとアルバニアオープンで出会った時にはもうみんながみんな彼を慕っているように感じた。キロさんはもうすでに世界中に友人ができていて幸せだそうだ。きっともうすでに彼の「家」はたくさんあるんだろう。

自分ものっけから肩を組まれて飲みの席に連れて行かれて彼の溢れるエネルギーとオープンなハートに巻き込まれたし。仮に自分の所有する家がどこかしらにあるのであればぜひ必要な時にキロさんに使ってもらいたい。

キロさんの姿を見させてもらうだけでとても良い影響をもらった感じがした。また素晴らしい人とご縁ができたなあ😊