HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

オフリド見学、湖畔でキャンプ(オフリド Охрид〜カリシュタ Калишта)

オフリドを見学。旧市街や岬の先に立つ聖カネオ教会を見た。いやあ確かにすごい景色の場所だった。が、すぐに「もう良いや」と思って走り出し、寝場所を探して周る。

またキャンプサイトだらけの地域の中からとある民家のお庭に泊まらせてもらえることになって、そこに一番喜びました。

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18kmくらいの移動。

昨晩寝場所を尋ねるために立ち寄ったホテル。電源とWi-Fiもしばらく貸してもらえて助かった😊

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スタッフの一人とインスタで繋がったりするようなちょっとした縁ができたりもした。挨拶して出発。

〜〜〜

新しい国に入国したので生活関連のメモをしておきます。

今回からはプリペイドsimカードを買わずに旅してみることにした。

Wi-Fiを探して作業することが多いからその時に通信ができる。Wi-Fiはかなり多くの場所に設置されていて頼めば大体の人は気軽にパスワードを教えてくれる。地図や翻訳はあらかじめスマホにダウンロードしておけばネットがなくてもめちゃくちゃ動いてくれる。寝る前にネットをぼーっと眺める時間がなくなると気持ちがいい。わざわざ1000円近く払って購入する必要はなさそう。

次に現金をATMからおろさないで旅してみる。

自分の持っているゆうちょのデビットカードでは700〜800円くらい手数料がかかってしまう。できれば全ての買い物をカード払いで済ませたい。基本的に大きなスーパーマーケット以外は現金払いしかできない。が、基本的に有料の場所は入らず、お土産物なんかも買わない。Wi-Fiと電源をゲットするときもできるだけコーヒー一杯の注文すらなくても問題なく滞在させてくれる場所を探すことにする。

結局スーパーでの食料調達以外ではお金を使わないので現金引き出しもなしでやっていけそう。

お金の制限をかけまくってかなりひもじい人になっているかもしれない。そんな苦労をする必要もないのだけれど「お金が全くなくても楽しく生き抜く術」を見出して行ってみたいような感じがする。

自分のニーズに合わせて物価もチェック。

通過はマケドニアディナール(MKD)このブログを書いてる時点で1MKD=2.17円

パンは↓の写真の紙袋に入っているタイプが狙い目。500gくらい(結構大きい)で20〜25MKD(44円〜55円くらい)。

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アルバニアよりも若干安い。買いやすい。これはメインの戦力になる。

続いてサラミ。計り売りをしているスーパーは限られるけれど、どこにでもあるタイプの安いものが350〜400gで36〜44MKD(80〜100円くらい)

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パンとセットで美味しく食べられそう。あとは調味料を適宜仕入れていけばとりあえず最低限の日々の食事は大丈夫そう。

食べ物を仕入れるイメージはついた。調理をする必要もなく携帯性も高くオリーブオイルやバルサミコ酢で簡単に美味しくなるパンが安いのは嬉しい😊

〜〜〜

北マケドニアでの生活のイメージがついた。

今日はオフリド見に行ってみる。

出会った友人の何人かから推されている場所だから見に行ってみようじゃないの。

あれがオフリドの旧市街。

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さらに近づいた。先端に有名な教会が建っているのでそこに行ってみる。

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オフリド北マケドニアの目玉の観光地。それっぽく整えられている感じ。

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市街地を抜けて旧市街の入り口。

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お土産物売り場

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教会はもうたくさん建っている

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道が行き止まりになったかと思えば

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この板の上を進める。

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落ちたらどうしよう。ソワソワ。

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水きれい

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途中から階段が激しくなってバリアフリーのかけらもないのでカフェ湖畔のレストランに自転車を置かせてもらった。

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完璧な眺めでお茶できるレストランだなあ。

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ボートクルーズも5〜10ユーロくらいでやっている。湖からオフリドの古い街並みを眺めることができるツアー。

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小さな教会。いったいいくつ教会があるんだろうここは。

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ここが先端の教会、聖ヨヴァン カネオ教会。内部撮影禁止なので外観のみ。

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気持ちがいい場所でベンチもあったのでここでお昼ご飯。

ゆっくり湖を眺めて過ごした。

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どんなに古いものであっても、人が作ったものよりも自然を眺めている方が落ち着く。そんな感じがする。

まだ日も高いけれどオフリド見学を終わりにしてさらに湖の周りを走っていくことに。

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オフリドのすぐ近くの街、ストルガを抜けて(一瞬)

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さらに先へ。日が暮れてきたので泊まれる場所を探してみる。

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何件かカフェを発見、大体どこも良い感じの芝生のお庭があるのだけど、テントを張る相談をすると5ユーロくらいかかってしまう。

湖畔は良いビジネスチャンスだね。

カフェとかレストランではなく、見かけた村の人に相談した。

すると、個人的に所有している湖畔の庭を人がキャンプを許可してくれた。翌朝の写真。

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許可してくれた人はアルバニア人だった。英語が上手だったので少し話をした。この地域は少し前までアルバニア領だったので、アルバニア人がたくさん住んでいるそうだ。

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「お腹空いてる?」と尋ねてくれてハンバーガーを差し入れしてくれた。

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お肉が厚くてとても美味しかった😊

椅子とテーブルも使わせてくれて、綺麗な色に染まっていく風景をみながらゆっくり食べた。引き続きアルバニア人の優しさが沁みた。

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日中にオフリドを見学してたくさん写真も撮って確かにすごい眺めの場所だなあと思ったけれど、この日はこの、お庭でのキャンプを許可してくれて、ハンバーガーまで差し入れしてくれる人と巡り会えたことが一番嬉しい出来事になった。

お金がかからずに生活がつながるというのはもちろんある。それをいつも求めて彷徨っているし。でも、例えばそれで出会う人全てから迷惑がられてしまったとすれば、自分は旅を続ける気はどんどん萎んでいくと思う。ただ生きながらえることだけを求めていても楽しめない正確だと思う。

やっぱりお金うんぬんの先に、自分が「人間らしいなあ」と感じられる関わりがあるから楽しめるんじゃないかと思う。

ついさっきまで全く出会う必要もない赤の他人だったのに、しかもこんな怪しい存在なのに、英語で普通に話しちゃったり、助けてもらったり、彼ら自身のことを教えてもらって、自分の旅の話をちょっとでも聴いてもらって、日本人なんて初めて会ったよとか言われて、普通に生活している姿を眺めさせてもらって写真を撮らせてもらって。深くはないかもしれないけれど「知らない」ではない、関係を持った存在になって。思い出した時にメッセージでやりとりしたりして、そういう流れが魔法みたいで楽しいなあと思う。

旅する前は自分がしっかりしていないと迷惑をかけるから他人なんかと関われるもんじゃないと思っていた。正直。

でも、もしかすると旅する前の自分の狭い世界観の中で設定したその人間観ってきっと異常なくらい窮屈で、実はこんな「魔法みたい」な感じが本来の人の関わり方なんじゃないかと思う。動物っぽくて自然っぽくて、より感覚的で。

自分の世界観の逆転に一番ドキドキワクワクしているんだと思う。

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寝ている間になんか野犬がテントに一瞬タックルしてきた気がするけれど、それ以外は穏やかに過ごした。